わいはまいね 能面三昧

写真付きで趣味の能面製作を紹介するブログ

おおべしみ-4

2008年10月09日 | 日記・エッセイ・コラム

Blog266 さて、「おおべしみ」である。前回約束したとおりに完成した画像をお見せする。別に見せるほどでもないが、一応約束した事なので出来上がりを見せなければならないのだ。10月9日に完成した。

出来具合は前回の作品(前に紹介した)と同じぐらいであり、特に変わってないいものの、並べてみたら若干小さめになっていた。もっとも、上下に5mm程度小さくなったぐらいだから、並べてみない限り分からないので、支障はないから、改めて説明しなくても構わない。

前回の紹介が9月27日だから、あれから2週間近く経っている。彩色にずいぶんと時間がかかった気もするが、実はもう一つの彩色も平行してやっていたから、その分遅くなったと言えよう。

Blog265 これである。これはだいぶ前(4年ほど前か)に作っていたものだ。「あくじょうべしみ」という能面で、素彫りのまま数年間放置していた。去年から彩色を始めているが、このところ、これまで彫りためていた能面のうち、髭のない能面を重点的に彩色にかかっており、毛髪や髭などを植え付けているものは外していたのだ。

やっと、髭のない能面の彩色が終わった事で、順次髭や毛髪のある面の彩色に手が回るようになってきた。で、それの第1弾として、「あくじょうべしみ」に手を付けた・・ということだ。

この場合、いったん髭の部分を切って保管しておき、髭なしの状態で胡粉を塗るなど、彩色を施す事になる。そのため、髭の処置が面倒だから後回しにしていた。髭や毛髪のある能面はまだ6個残っている。これらは、髭や毛髪の数が一個につき50本近くあるのだ。

「あくじょうべしみ」で16本だから、残っている能面の髭の数はとても半端な数ではない。考えただけでも大変な作業だし、あまり考えたくはないのが本音かな。だが、いずれはそれらも彩色しなければ、いつまで経っても「木彫り」のままの、未完成品という事になる。うーーん。


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