さて、能面塾の課題は「慈童(じどう)」だ。喝食も少年(青年に近い少年?)の顔だったが、この慈童はもっと若い少年の顔だろう。少年というより今で言う「小学生の児童」と言うあたりかも知れない。
上の写真(と言うよりは先生が彫った見本)を元に、今回もまたたいした図面がないまま作成することになった。見本があるのでそれをメインの参考資料として彫っていけば、自ずと同じものが出来上がる・・というあんばい。もっとも、毎回言っているように同じものが出来る保証はないから、あえて同じにする必要もない。似ているものが出来ればそれで成功だろう。
作業は15日から始まっているので概ね一週間ほどで作業は上の写真まで進んでいる。このあたりは顔の造作も出来上がっているから、すでに「中彫り」の段階に入っていると言えるだろう。
増女と2個同時進行しているから進み具合は早くはないが、一週間で2個を彫っているのだから、これでも早いかも知れない。
比べてみたところ。左が「増女」右は「慈童」だ。やっぱり女面は面長に出来ているし、こうして比べてみるとわずかではあるが違いも見えてくるから、これはこれで面白いのかな?
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