わいはまいね 能面三昧

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選挙なるもの その2

2007年06月07日 | 日記・エッセイ・コラム

選挙が終わってもう数日も過ぎた頃に、思い出したように書くと、次の通りになる。

6月3日(日)に行われた「県知事選挙」に、前回同様に「投票立会人」として参加した。要領は4月8日に行われた「県議会議員選挙」と同じで、朝の7時から夜の8時までの勤務である。公式に報酬を貰うから「勤務」であろう。

「投票立会人」は実際に受け付けから確認、投票用紙の配布業務は市職員5名が行い、その監督が1名で計6名、それに一般公募の「立会人」が3名で、総勢9名がワンペアだった。これも前回と同じ。なお、メンバーのうち市職員の5名は前回と違っており、入れ替わったようだ。理由はよく分からないが、何か訳でもあるのかな。その投票所の近くに住んでいる職員であれば、同じメンバーになりそうな気もするが、そうでないのかも知れない。

投票開始の7時にはすでに3人が待っていた。時間厳守だから7時から開始する。

来場者はぽつぽつで、順番待ちをするほどの人は来ない。いかにも投票率が悪くなりそうな雰囲気だったが、本当に悪かった。

前回同様に、若者はごくわずかで、その大部分は中年以上か。子連れの夫婦もたまには来場し、子供の行動が面白い。

結局、ここの投票所での投票率は、期日前投票を入れて約50%であった。市全体では約50強。しかし、県全体で見たところ、その投票率がなんと38%ちょっとと言うとんでもない数字が翌日の新聞を飾ったのだ。前回の投票率52%と比べたら、いかに関心がなかったか分かるというものだ。

これにはいろいろ言われていた。結局は、保守陣営の現職一人しか有力な立候補者が出なかったのが最大の原因と解説されたが、まあ県内の野党陣営にそれらしき人材がいなかったと言うことだろう。そのことから、初めから選挙にならず、保守の立候補者陣営も気勢が上がらず、県民の大きな信任、支持を得ないまま再選された格好になってしまった。

翌日のテレビ出演時にも、再選された県知事はあまり浮かない顔をしていたが、過去最低の投票率だった今回の選挙を考えれば、当然至極のことだろう。

選挙なるものは、やはり各陣営が最大努力をし、激戦を制して支持を得、県民の信任を得てこそ、新たな首長としての意欲が湧き出てくるのではないのかな・・・なんて勝手に考えているが、どんなもんだべ。