katsuまるはだかぁ 芸術家への道

モザイクアート一直線のkatsuの日記

角嶋の親父の木工教室?

2015-05-19 06:56:37 | モザイク作家
今日は朝、テレビの占いで一番悪かったんだけれど、笑っちゃったのはその後、フォローのアイテム・・・・大きな木に触れるって・・・あはははは。
それじゃ俺は平気。だって今日はびれっじさんの新店舗の看板の下地作り。中々こんな大きな木は触らないし、もっと言えばただの木じゃなく銘木。

何か悪く感じなくなっちゃったのね。むしろ誰かに話したいくらいの笑い話になった。さてそんな中、今日も親父がいて、ねぇ今日忙しい?って聞くと、
別に・・・何だ?って言うので、チェーンソーをね・・・あぁ良いよっ、やってやるよって。

どうすんだ?って話で、何かこの辺を落として・・・って。こんな機械、ジェイソンしか持ってないと思うでしょ?これが親父の趣味みたいな話で、大工仕事には全く関係の無い道具なのね。って言う訳で、頼んでしまえば、ほんの一瞬の出来事。

その後、ねぇこれって看板にするんだけれど・・・じゃこうすれば・・・なんてアイデアも貰って、取り付けなんかもメドが付き言う事無し。
そんなこんなで始めると・・・・これが、

しばらくすると、こうなる。

これは、水で拭いたからこんな色になっただけで、この色をキープするには油を塗らないとならないのね。

ってこんな事やっていると、キウイがやって来て、そんな中、シドさんから電話があって・・・・ん・・・・これは何かあるな?って思ったのね。
そもそも前回のトップを張っていなかった時は、お気に入りで帰られたのだから、そのまま気に入っているのなら、その電話はねぎらいになる。

それが後で行くから、作るの辞めて・・・・って話だから、どう考えても今のままでは問題がある証拠。そんなやり取りをキウイが気を使うが、お昼ご飯持って来てくれたんで、別に平気だよっ・・・って話で、食べ終わる頃にやって来たのね。ただちょっと遅めなお昼だったけど・・・。

すると、良いずらそうに花がいっぱい欲しい・・・・例えば黄色とか・・・って。ここなのね。正直、これは既製品じゃないのね。だからオーダー。
けれど、下絵やデザインなんかが出来るお客さんなんてそうそういないでしょ?当然シドさんもこの中に入る訳ね。

そうね、もしこれ作って・・・って写真とかなら、似させようとするだけの作品になり、何かの本のデザインをと持って来れば、それは俺がそのまま作ればデザイン泥棒になる。いずれにせよ、その人が描いたものか、俺のデザインのいずれかになるのね。

もしこれが初めての依頼なら、打ち合わせをして、どんなモチーフにするか?とか問診のような事をするのね。これはどんな職種であっても、オーダーメイドって言うのはそう言うものだと思うのね。俺もそもそも昔、親方にスーツを作って貰った時に、初めてそう言う機会に触れただけの1回の事だけど、

色だの丈だのなんて言うのは当たり前で、局部の位置がどっち側であるか?まで聞かれる。それ位ピッタリに作るものなのね。
当然何回か仮縫いまでに時間が掛かり、縫うまでに何度と無くフィット感などを見るのに着せられた。それがオーダーってものなら、

本来、打ち合わせなんて言うのは当たり前なんだけれど、それはこっちで判る事って情報を伝えただけで機能性な話。趣味の問題は色や柄。
ではそれを踏まえて、俺の場合どうなるか?最初の依頼からシドさんの場合、花が好き、バラは好き、けど小さなバラで大きなのは嫌い。

赤は絶対使わないで、青が好き・・・こう言う事を何度と無く何作も作らせて貰っているから知ってはいるが、毎回変わりないですか?と聞いて、スタートとなるが、いつしか、色の氾濫、細かいのが好き、後はよろしくね・・・・って感じになって来た。

それが前回の失敗に繋がったのね。それも説明したんだけれど、あれはあれで気に入ってるんだけれど・・・・って言われたが、それは場所を変えて貰って良くなっただけで、ここに作ってって場合、ここじゃなきゃ駄目でしょ・・・お父さんの仕立てをして、子供に似合ったからって感じだもの。

ただ過去の情報で大きく趣味を外していなかっただけ。では今回は?持ち込まれた家具では無いし、出来た下地に初めて使ったガラスタイルがシドさんの好きそうな仕上がりになったから・・・ってだけで、最初からシドさんって作ったものでは無い。

そもそもそれなら、ガラスタイルを張る際に赤は使わなかったはず。何しろ嫌いなんだからね。そんなこんなで完全注文品って言うよりも、前回と逆で、こっち持ち込みスタートって言うのかな?ただお気に入りスタートだった・・・って良い滑り出しだったから、当然それ相応にならなければ、

点は下がる訳で・・・。それも前回、椅子がメインだから、これ以上は派手にせずに、マットな仕上がりで色んな色を使う予定ですが・・それと、今回も特に何ってモチーフは無く、模様の繰り返しでやる予定・・・・なんて話はしたのね。

ここに作家としてどんな気持ちがあるか?って言うのは、シドさんの最初は玄関から始まったのね。それから何個も作らせて貰ったけれど、その都度その場所は俺の作品は目立って良い場所で、作家katsuの作品は常に他に置いてあるものよりも目立とうって作れたのね。

しかし、今回・・・いや、前回の依頼の趣味の部屋のテーブルの依頼の趣旨から変わったのね・・・・もう一目ぼれでどうしても欲しくてって言う
椅子ありきで欲しくなったテーブル・・・・・ここで俺は1番狙いじゃなくて2番狙いになった。

そもそも、そんなお気に入りの一目ぼれの椅子と、IKEAの下地じゃ2番を狙うのだって、そう簡単じゃないでしょ?けれど、やるだけはやったものの、
部屋を変えて貰って何とかなっただけ・・・・大体、あの時にまさか俺に家具の下地が作れるとも思っていなかったけれどね・・・・。

それが今回出来ちゃったのね・・・下地。それでスタイリングとして直線じゃなくてクネッとした感じになり、あの部屋には合って来たと思うのね。
けれどね、何しろ出しゃばらない・・・2番。もうすでに今の段階で、あそこに置けば十分主張している。

これ以上やれば、椅子よりも目立つ事になる。俺の考えはそう。引っ掛かったのは椅子ありきで始まったのだから・・・と遠慮しているのだから。
そもそも作家って主張するもんだから。けれど、遠慮するべき・・・とkatsu色を押さえている訳で。

大体、katsuは子供の頃から赤が好き。まず一番好きな色を封印している訳で。しかも照りも押さえた。1cmタイルの上絵はいずれ剥がれるし、美を落とす。10万からの作品が剥がれていく前提は馬鹿げている。ただそうじゃなくても施釉って言うものの中でも、朱なんてものもあるが、

嫌いな人には、長ネギも万能ネギもタマネギもネギはネギ・・・・なんて事もあるじゃない?だから使えない・・・って言う事もあって、今までやって来て、良かったからこそ頼まれているのだから、そのまま続行するでしょ?普通ね。

つまり今回の作品は既製品では無い、katsuが作った家具のスタイリングにモザイクが付いている・・・・そんな着地だったのね。
すでに主張したから、後はすんなり・・・ってね。それをブログで見て、違う・・・って思ったので、シドさんがやって来たって話。

そんな中、剥がしてやり直して・・・じゃなくて、これはこのままで良いから、もっと主張したものに・・・って話で、それとモチーフはやっぱり花がいっぱい欲しいって・・・・危なかったのね・・・今ならまだスペースがあるけれど、そもそも余白に入れれば良いってだけだと、美観は損ねる。

まっ、これで判るのはちゃんと趣味趣向が誰にでもあって、それを後は任せたぁ・・・では出来ないって事なのね。それと主張の分量。
椅子買ったから、これに負けないの作って・・・・なら、思い切り叩き潰すつもりで行くけれど、椅子に一目ぼれって言われれば・・・・ね。

だもの、こっちも一目ぼれはさせたし・・・もう良いでしょ?これで同点。後はすんなり、あっさりやれば、それ以上は主張しないから同化する。
そんな話で、後は決定的に違うのは俺の腕の成長・・・・今の俺に幾何学模様なんてさせれば、モンゴル、ローマ、アトレ・・・何度も練習した。

だもの反復練習みたいな速さで終わって行く・・・そりゃ下絵を描いて・・・って悩みも無い分、どんどんと進む。逆にお教室の合間にやっていたのだから、むしろ押さえてやっていたようなもので・・・・。ある意味良かったのね。それ位、デザインで悩む時間があると無しでは大きく違う。

ただノープランの幾何学模様が簡単かどうか?となると、誰でもそうか?って言うと、俺はって話。

さて残りのスペースでどう巻き返すか?たったこれだけのスペースで・・・果てさて。それと花ねぇ・・・そんな中、タピオカのテーブルのような、中心部に大きな花ってあり?って聞くと、この位?って言った指の幅はいつもよりも大きく・・・・結構許容範囲広いね・・・今回。

ただバラは作らないですよね・・・?バラは無いって。ですよね・・・まっ作る作らないにしても問診。一応情報として聞く。
そんな中、色はこの時間帯だけで黄色って言葉が3回も出ていたんで、黄色は絶対に入れる・・・・って言うと、みどりも入れて・・・って。

しかも今回、赤も大丈夫って・・・・そこまで主張するのを作るの?・・・・そりゃ覚悟も伺える。やって良いのね・・・じゃここから全力で打倒椅子ってやらないと・・・・ね。こう言う言い方すると誤解されるだろうけれど、そもそもさっき言ったように作家は主張するもの。

目立ちたいんでしょ?きっと。この部屋の来客に1番に目に留まりたい。普通なのね・・・そんなもん。それをこれも良いぃぃ・・・これもぉ?・・・
ついでみたいな表現はされたくないでしょ?一生懸命作るのだから。しかもシドさんの作ったもの以外は全てプロの作ったもの。全てがライバル。

叩き潰す・・・言葉こそ悪いが、意気込みは伝わるでしょ?しかももう残りわずかのスペース・・・リードされての後半って感じでしょ?
スポーツなら、挽回すっぞっ・・・気合入れて・・・・まだチャンスはある。死ぬ気で行けっ・・・って感じでしょ?ねっ。

ただ、今の今聞いた話を消化出来るはずも無く、その顔を見て、katsuさんは素人に是正を言われて不本意でしょうけれど・・・って言うので、違いますっ・・・どうするか?が見つからないから、今答えられないから困っているだけです。ただ時間が欲しいだけ・・・・。

こう言うやり取りが打ち合わせなんだけれど・・・・出来ればこれを最初に出来ると良いんだけれど・・・・。そのやり取りを聞いていたキウイは、何度と無くこう言うやり取りを見て来たし、そもそもが作品を依頼してくれたお客さんでもあるから、お気持ち判ります・・・・って。

そうね、お客さんの気持ちにもなれるし、こっちサイドの気持ちも判る・・・まっ、いずれにせよ、これからは下絵が必要になるから、下絵が出来たら連絡します・・・・それまでこの看板下地やらないとならないので・・・・って話でお開き。

まぁオーダーメイドって言うのは、作り手も頼む側も難しいのね・・・いつもいつも。これが巨匠になればkatsuの作ったものであれば、すんなり受け入れて貰えるになる訳で・・・・まっ、それもこれもまた修行。その道のりってだけの話。

そんなこんなでみんなお開きになったかなぁ・・・と思えば、親父が来て・・・何の気紛れか、銘木磨きを一緒に夕方まで付き合ってくれてね・・・
何か不思議な感じなのね・・・・昨日は先生、今日は生徒な気分・・・いやお金払わないから、親方と弟子って感じかぁ・・・。

教えたり習ったり・・・・全ては全部katsuの血肉になる。そんな中、流石に親父もいなくなった後は、ロゴ作り・・・この木にどんな文字をどの配置にするか?・・・・そんな時に、親父がさっき、普通は皮のある方が表で、そっちを使うけれど、テーブルなんて場合は裏も使うんだよ・・・って。

理由の1つは外側よりも内側の方が果物だって甘みが増すじゃん。あんな感じの話で、木の目が細かく出るのね・・・内側の方が・・・だから見栄えが良いのね。綺麗にした画像を見ると、外は白っぽいけれど、内側は赤いでしょ?多分この木はけやきだから、赤い方が良い部分なのね。

そこで文字の数からしてワイドにしたかったので、裏を使う事にしたのね。濡れた木も乾いて来たし・・・・すると、こんな色になる。


濡れていた赤い方が良いでしょ?だから油を塗ってこの赤をキープする意味と腐らないように皮膜を作るって意味もあるのね。
昔の人って凄いわっ。そんなこんなで後は、金魚専門って文字と金魚を1匹・・・・流石にそこまで行かずに・・・終了。



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