山周セラミックさんに、お盆明けに注文していたタイルが来る・・・だとすると、きっと今日来るだろうけど・・・と期待はするものの、流石に朝イチって、
事も無いよなぁ・・・って思うと、それを待つべきか?それとも・・・って悩んだんだけれど、少しだけ行きたくないんじゃ無いのぉ・・・って気持ちなのかな?って感じがしたんで・・・
それじゃ行かなきゃ・・・となる。躊躇したり、悩んだフリみたいな感じの時、行くか?行かないか?になった時、行かない方を選んだ理由が、もっとも
なら、その選択でも構わないが、ただ休み明けに注文していたタイルが来るから・・・待っていればやる事はあるってだけの理由では行かない選択には、
ならないのね。つまり気持ちが行きたくないから・・・って事になるなら、ある意味、どんな時間になったとしても行くべきなのね。俺の性格上。
それでお前、どうして行きたくないんだ・・・って自問自答となった時、あぁ壁画イコール戦争って感情移入したな・・・って気がしたのね。そうねそれは、
俺の制作の仕方の問題になるんだけれど、yoasobiのような曲の作り方なのね。俺は・・・作品を作るに当たって、必ずその作品を調べ上げる。そうなると、
当然、戦争な気分に気持ちを置かなくてはならない。ただとは言え、生々しくウクライナとロシアの戦争みたいな事を見る事では無くて、あくまで気分・・
なんで、俺は戦国の戦みたいな事に感情移入したのね。戦とは、民の平和の為に・・・と言いつつ、死ぬのはいつも民。そんな中、信長は世の平和の為と
言いつつ、チャンバラの時代に武田軍の騎馬隊に鉄砲を放つ。それは戦では無く殺りくにも思える。そうして勝ち得た後少しの所で、味方のはずの光秀に
殺されて入れ替わるように、秀吉の天下になる。武士の血の信長は、俺が思うに、武士とは?って所作を習ったエリート。更に言えば、足利なんてエリート
に仕えていた光秀にしても、それなりの武士とは?って言う所作があったと思われるが奇襲だし、明らかに卑怯者的扱いと習う事になる。そう考えると、
武士とは?って所作を知りつつ、方や戦とは?となった時に、勝つ為に方法を選ばす・・・って点では一緒でも、天下を取る為の理由が大きく違い、平和の為の
統一と私利私欲的なもの。その結果が3日天下・・・ただそれをかっさらうのが、農家の秀吉。明らかに武士とは?って言う所作無しの成り上がり。
民の為なんて事は無く、異国の地まで欲しくなるほど、品が無い。ただとは言え、天下を取ったって事では、志半ばで・・・って奴らよりは結果を出した。
これらを踏まえて、たらい回しのような幼少期を経たかも知れないが、所作として武士とは・・・を見て、しかも色んな武将と関わり、天下を取る時には、
信長の鉄砲を越え、大砲を孫のいる大阪城に向かって撃つ鬼畜のような行為なんだけれど、その後、何百年も戦の無い時代が続く事になる・・・。
こんな事があった国・・・それなのに、自国の平和の為なのか?いずれにせよ、その戦だった時代は、味方なのか?敵なのか?仲間の裏切りなんて所詮、同じ
日本人の中、自国の土地の争いだったのに、異国と組んで、鉄砲でも大砲でも無く、原爆を落とされる事になる・・・そこにどんな大義があったんだろうか?
俺程度の人間には判らない。しかしながら、それを止めようとしてくれた異国人がジョセフ・グルー氏。どう考えても、ただただ凄い人物なんだろうね。
これが日本人だとしたら、自国を守る為なんだから・・・とは言え、それでも相当凄いと思うのね。戦争をする事を止めようとするのだから、非国民になる
・・・何しろする側が正義の時代なのだから。それなのに異国人が・・・。明らかに自国に戻って異国を助ける為の労力を使うのだから、どれだけ非難を
浴びる事になるのだろうか・・・と思うと、俺程度の人間が語れるような話では無い。この壁画はそう言うものなのね・・・消して楽しいだけでは無い。
勿論、子供達を含めたみんなは知らぬが仏で良いのね。楽しかったで・・・ただ、請け負った俺は責任者として、一緒になって楽しい桜の壁画でーすって、
安いものは作れない。しかも朝日新聞には、戦後80年の記事として扱われている・・・ここには戦争とは?ってテイストがどんな形でも入っているのね。
こう言うものなんだ・・・って感情移入して、感受性ってものを人一倍持っていたとするのなら、そりゃ行きたくなくなるわな・・・だから行かなきゃなのね。
逃げちゃ駄目ってね・・・まぁ良く行けたわ。まぁ行けば、それ相応の結果は出すまでやるけれどね。そんな中、しばらく振りに壁画を見ると、まだ半分にも届かない有り様。
正直、こんなの終わるのかよっ・・・って気分になった時点で、あぁそれなら良い。ちゃんと現状が判っている。今そんな気持ちになっているって事は、油断
していないからであって、根拠も無い大丈夫とか、出来るなんて思っていなかった俺は正解。しっかり現状が理解出来ている。じゃ心配無いかっ。って事で、
夕方までには、下絵を写し縁取りも終わった・・・予定通りにはして来た。そんな中、アトリエに戻ると、予定通りにタイルは来ていて・・・だから、

少しだけ進めて見た。これでどっちもやった・・・これで良いんだろっ・・・って、俺が俺に吐き捨てるように呟いて・・・今日はおしまい。