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カシメルマンはBARにおるんちゃうか

≪スケールモデルからアニメキャラクターまで、
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「うろ覚えSF洋画談」

2013年12月11日 | 昔回想

自分がキャラクターモデルが好きな理由を振り返ってみると、やはり昔の
“やたらに濃いSF映画”に要因があるのじゃないかと。
「…じゃあ今のSF映画は薄いのか」と言われるとそうじゃなく、生まれてから10歳くらい
までに観た映画のインパクトのなんと強烈なことか、という話なんだ。
多分、この位の時期って感性が高いせいなのだとは思うけど、テレビで一回かそこらしか
観ていないのに不思議と現在の特撮技術バリバリの映画より頭に残っているのも確かだ。
なのでまた大昔のハナシになるけどf(^^;。
なにがいいのかって、出てくる宇宙船とかの形が単純明確で一回見たら忘れられないのが多い。
例えば「宇宙水爆戦」のメタルーナシップとか、「地球最後の日」のアーク号とか。
覚えやすくて観終わった後でも絵に描けちゃうよ。それゆえずっと憶えてて
「あれカッコよかったよなー…」と思い返す。頭の中でだんだん美化してきて、
そのうちメチャクチャかっこいいモノに思えてきたりとか。
その後写真をみると自分のイメージより案外ブサイクだったりとかね。
ずっと見ていたいからプラモが欲しくなるのかも知れない。
対して最近のSFメカは形がゴチャゴチャしすぎていてなんだかワケが解からなくて、
そのせいかプラモが欲しいという感覚にもなりにくい。

「宇宙戦争(旧)」のマーシャンズウォーマシーンが好きでかなり絵を描いた記憶が。
最近売ってるプラモを見て初めて真上から見た形を知った。
「地球の危機(TV版「海底科学作戦」)」の潜水艦シービュー号も大好きだったなあ。
コレを見て潜水艦が「ポッコーン、ポッコーン…」っていう音を出して進むのを知った。
もちろん幼稚園児なんで何の為かは理解してなかったけど。当時水物プラモの代表格でしたよ。
これは海外テレビ番組だけど「巨人の惑星」に登場の宇宙船スピンドリフト号なんかは
曲面の魔術とも云うべき形だったし。デザインとはこういうものだ、みたいなね。
…えーと、ずっと頭の隅に憶えててなんの映画だったか忘れてたものに、
「工事で街の地下を掘ってたらこじんまりした宇宙船のような物体が出てきて、
硬くてどうしようもないのを無理やりこじ開けたら中からバッタみたいな地球外生物の
死骸がわんさか出てきた」っていう、気持ち悪さ爆発のSF映画、
今ネットで調べたら「火星人地球大襲撃」だって(笑)。
あのバッタは火星人だったのかー。でもこの宇宙船も奇抜なデザインしてたなあ、
あんまカッコよくはなかったけど。

子供心にこんな面白い映画初めて!と思ったのが「ミクロの決死圏」だ。
潜水艇ごと小さくなって人体内に入るという奇想天外なアイデアで自分中でも上位にランク。
この潜水艇プロテウス号はカッコよかった。
「地球の頂上の島」でガキのくせに飛行船のプラモが欲しくなったりもした。
レトロチックなSFメカも魅力があって、「タイムマシン(旧)」のタイムマシンも
ネコ脚の家具調メカで置物としても見ごたえある。これは「タイムマシン(新)」の
方のメカもかなり気に入ったなあ。回転盤のクリスタルなところが綺麗で…。

…うわ、なんかいろいろ思い出してきた(^^)。恐怖系のもいろいろ観たなー、
プラモと関係ないけど、「顔のない悪魔」という、脳みそに脊髄みたいなシッポの
ついた生物が人間を襲う映画あったな、あ、でもこれもプラモ何処かで見かけたような。
「人食いアメーバの恐怖」とか。これはリメイクの「ブロブ」もいいけど。
観たあと“浅田飴(水あめタイプ)”が舐め辛くなった。
「ハエ男の恐怖」とかいうのもあった。これは「ザ・フライ」の基になったものだ。
今観ると「ハエ男の~」の方がキモイぞ。こっちは人間とハエが一体化するのでなく
部分的に挿げ変わるという、もっと厄介な状況だ。ラストシーンの人間の顔したハエは
夢に出てきそうだよ。
シブイ系では「アンドロメダ…」。宇宙から降ってきたウィールスの話。
多分、これは登場する地下要塞のような研究所が、近頃の「バイオハザード」のアンブレラ社に
踏襲されていると思うのだけど…。ウィールス漏洩を防ぐ為のシステムとか共通点が多い。

特殊な目薬つけたら何でも透けて隠れたものが見えてしまうという、「X線の目を持つ男」
も印象深かった。初めはそれで金儲けとかしだすんだけど、だんだん透けて見える範囲が
止め処もなく大きくなって精神に異常をきたし、最後は破滅してしまうという胸クソ悪い映画だった。
「ニンジャリアン」知ってる? きゃりーぱみゅぱみゅの新曲じゃないよ。
宇宙から来た狩猟をする宇宙人で、ヒトデのような形の生物を手裏剣みたいに投げやがるんだ(笑)。
これがまた、裏に牙の付いた口があって人間に噛み付いて血を吸う。かなりキモイよ。
洋画なんだけど国内での題名に、忍者とエイリアンが合体してる意味かと。…でニンジャリアン。
ニンジャリアン自体は確かオーソドックスな宇宙人っぽくて普通。

今頃はテレビで再放送もされず、レンタル屋に行っても滅多に見かけないような映画ではあるものの、
インパクト強で頭から離れない系の映画のつぶやきでした。
…途中でプラモから脱線しましたが「…おーなんかあったなー」と想い出して笑ってもらえれば幸い。

(卓上のモデルは「海底科学作戦」の潜水艦シービュー号)
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4 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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濃いラインナップですね (絹崎)
2013-12-13 05:20:34
『決死圏SOS宇宙船』など、
今では考えられない作品が放映されていて、
昔のテレビは私の人格形成にも大きな影響を与えています。
そういう世代人のツボを強烈に押しまくるのが
カシメルマンさんの得意技だと
勝手に思っています。
今回の写真もいい雰囲気ですね。
返信する
私世代のカルト作品は… (タナカ)
2013-12-13 11:01:15
上記古SFネタは私もTV再放送等で何度か観たことあります。

それ故に“吹き替え2の方が妙にしっくりくるといいましょうか。

私はレンタルビデオ店が世に出始めた頃にゼネプロのVFキットから知ったカルト作品“ダークスター”号なんてどうでしょうか?

劇中も低予算ながら興味深い場面、例えばどうやっておさまってるねん!みたいな窮屈な船内や船員の気慰めなのか壁にピンナップガールが張っていたり…
ゴムボール丸出しの宇宙生物あり、宇宙サーフィンあり。

カプリコンワンなんてのも妙に頭にあるなぁ~
返信する
絹崎さんコメントありがとうございます (カシメルマン)
2013-12-13 18:29:18
「決死圏SOS宇宙船」!渋い所を押し返してきましたね(^^;。
これも左右が逆になった世界感に視聴者まで錯乱しそうになる映画でした。
これは特にミニチュア一発撮影のロケット打ち上げシーンが素晴らしかった。
自分の過去の模型作例にも登場の着陸艇があるように、凄く影響を受けた
一作でもあります。
返信する
タナカさんコメントありがとうございます (カシメルマン)
2013-12-13 18:32:40
その頃の吹き替え声優の声はどれもひときわ濃いですよね!
今思えば同じ役者の声はなるたけ同じ声優さんが充てていたので当時は
「それがホンマにその人の声」と思い込んだくらいです(笑)。
「ダークスター」も地味ながら渋い作品ですね。
宇宙船のコンピュータが惑星破壊爆弾のAIを説得するシーンが好きでしたね。
確か“宇宙の掃除屋”みたいな設定の宇宙船だったかと。…深ぁ~い。

最近のSF映画はファンタジーが多くて、本当に“SF作品”と云えるのは昔の
映画に多かった、なんていうツブヤキネタもありますがコレもまたその内に…。
返信する

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