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カシメルマンはBARにおるんちゃうか

≪スケールモデルからアニメキャラクターまで、
幅広い分野の模型製作を詳しく解説!≫
(小さい写真はクリックで拡大)

「帝国陸軍試作高速実験機《六》」

2025年08月13日 | 製作日記 試作高速実験機

↓付属のデカールは日の丸と計器板のみ。
そう云えば試作機は機体番号とかのマーキング見かけないな。
日の丸は白い縁が無いタイプ。 …うーん、見栄え的に
胴体横腹のは白い縁が欲しいなあ、塗装で追加するか。
この小さいの2個が横腹のヤツみたいなので直径を計ると9.5mm。

↓そこで予めやや大きめの直径11mmでホワイトの丸を横腹に描いておく。

↓先ず操縦席に計器板を貼る(矢印)。
カラーなのでいい感じ。でも風防付けると多分判らない。

↓日の丸貼った(破線丸部分)。
ココは貼る前にシルバリング対策のクリアーを吹いてあったので
まだ艶がある状態。プロペラは他の余りデカールから黄色い
マーキングを再現した(矢印部)。

↓日の丸は貼る際にマークソフターでしっかりモールドに馴染ませたので
フラットクリアーを吹いた後でウェザリングカラーを消えたスジ彫りに入れなおす。

↓お、忘れてた!
着陸脚のタイヤは接地面を削って凹んだような形にしとくんだっけ(矢印部)。

↓一応ヘッドレスト(矢印)みたいなのも追加してみたけど計器板含め
風防付けたら判んないだろうなあ。このヘンは自己満足の領域。

↓チッピングも控えめだけどチラホラつける(矢印部他)。
翼の前端とかプロペラのペラの前端とか、風がモロに当る所が剥げ易いみたいだ。
尚、主翼上面、着陸脚の上辺りに脚降り確認の赤い棒も付けといた
(左写真、下の矢印のすぐ下辺り)。

↓エキパイの部分に塗装済みの真鍮パイプをつっこみ、排気汚れをつける。
自分はブラシの細吹きに自信が無かったのでこのような型紙を使った。

↓アンテナ線は本ブログ「雷電」の時に使うのを躊躇していた
0.14mm径の銅線をあえて使ってみた。
なんとか四苦八苦して張ったものの、なんかヨレヨレとたわんでいる(^^A。
写真矢印部2箇所は瞬着で作った絶縁体である。
操縦席下辺りに足掛けも追加(赤いヤツ)。

↓アンテナ線を塗装して「試作高速実験機」完成!
架空のオリジナルになるけど結構カッコイイんでないかい。

↓レシプロ機前作の「雷電」と並べてみる。
発動機位置を後にずらしてカウルを絞ったところは同じ思考で造った機体だ。
ただ発動機は雷電の方が大きいから胴体の太さがまるで違う。
雷電のアンテナ線は0.2mm径だけど、…んーん、見た目そんなに変わらないなあ(笑)。

…ディスプレイ台はアリ物でいいや

 

☆GOOブログのサービスが11月で終了らしい。
その先どうするか全然考えてないけどどうなりますやら…

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「帝国陸軍試作高速実験機《伍》」

2025年07月30日 | 製作日記 試作高速実験機

↓操縦席前の上部にブラックを吹きました。
ここは濃い色なので少し色褪せしたようにしとこか。
 …結局機関砲のミゾ埋めてないよな(^^A。

↓プロペラ、着陸脚はこんな具合。

↓お。スゲー、風防のマスキングシールが付いてる。
これはありがたい。プリントされたカーブに沿って切り取ると
糊が付いたマスキングシールになる。

↓やっぱ結構手間が省けるな(^^。
“97艦攻”とかもっと窓の桟が多いやつには付けて欲しいところだ。
説明書の指示通り風防パーツには予めクリアーを塗って透明度を上げてある。

↓ウェザリングカラーの“マルチブラック”を使いモールドに墨入れ。

↓特に風防は濃い目に調整したウェザリングカラーで処理すると
窓部の縁にゴムシールのように黒いラインが入りアクセントが出る。

↓また仮組み。
モールドにメリハリが付いたね。

↓着陸脚格納部の内側の小トビラもあるけど今は未。

次回はデカールを貼る予定。

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「帝国陸軍試作高速実験機《四》」

2025年07月20日 | 製作日記 試作高速実験機

【ブルーインパルス展示飛行】
7月12~13日、万博開会式の日に悪天候で中止になっていた
「ブルーインパルス展示飛行」が行われました。
幸い両日共晴天で今回は無事に飛行。自分も撮影できればとカメラ持って
淀川河川敷に行きました。するとやはり花火の日みたいに沢山人が集まってます。
抜けるような青空で鑑賞には申し分ない状態の中、多数枚撮影に成功。
自分はT-4練習機は飛んでるの見たのは初めてでした。ちょっと興奮。

↓えー機体下面を見ると主翼の間に2つの穴(左写真矢印)。
発動機の位置からみてもこれがエキパイだ。確かにカウルフラップの後には何も無いからなあ。
そこで現状の穴より小さめの穴を奥に加工し、真鍮パイプを挿してディテールアップ。
先は斜めにカットするとソレらしくなる。

【機体の基本塗装に移行】
↓機体色は試作機なので黄橙色にする。
…若干暗い目に調整したかったので少しレッドを混ぜた。

↓うー、一瞬、何時ものように明るめの色で“色褪せ”をしようと思ったけど、
やっぱり試作機は造ったばかりなのでそれもおかしいな。

↓でも機体上下共に単色なのでなにかアクセントが欲しい。
…で開発の試行錯誤で手を入れた部分をベアメタルにしてやろうと。
この場合は例の吸気口周りとかな。
一旦グロスブラックを塗ってからシルバーを塗ると発色がいいらしい。

↓機体内部色はグリーン系にした。
操縦席はバスタブみたいになってて(黒い面)、椅子の背もたれだけモールドがある。
ここはもうこれ以上ごちゃごちゃとDUするつもりはなし。

↓着陸脚収納部。
主翼付け根をいじってるのでちょっと丸がイビツになってるけどな(^^;。

↓着陸脚の一体の蓋の裏は細筆を突っ込んで塗った。

↓あと、操縦席前の上部はブラックにすべきかな。

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「帝国陸軍試作高速実験機《参》」

2025年07月06日 | 製作日記 試作高速実験機

↓精密感が少しでも出るようにと翼上面と発動機部の横面辺りに鋲穴を追加。
自分の場合、先の尖ったツールを付けたルーターを一個一個押し当ててつけるんだけど
レジンパーツの場合は場所によって硬さが違うのか、同じ力で押し当てていっても
タマにでっかい穴が開く場合があってちょっと失敗した。
でもこれがある方が墨入れした際にスジ彫りだけの場合よりいい感じになるんだよな。

↓もう一個形状追加。
長方形のプラ板2枚を少しズラして接着し、プラペーパー(0.2mm厚)で
囲むようにして吸気口を作る。後はパテとヤスリ掛けでこんな形に成形。

↓出来た形をココに接着。
…折角流線型のフォルムで空気抵抗抑えてるのに
こんなの付けたら本末転倒じゃん、と思うけど、排気タービンの効率が悪くて
急遽追加した、みたいな試行錯誤があってもいいんじゃないかと。
試作機にはこんな想定外の形が発生しやすいのだ。

↓ともあれ、サフブキーノ。

↓これは3Dプリンター成形の着陸脚。

↓うおー、蓋も車輪と一体成形。これぞ3Dプリンターのなせる業。
組立工程は省略できるけど塗装はしにくいな(^^A。

↓風防は2個付いてる。流石だ。
説明書には3Dプリントでやむなく曇ってる(梨地になってる)から
クリヤーを塗って誤魔化しなさい(透明度を上げろ)という指示があった。

↓以上を仮組する。
おお、なかなかかっちょイイぞ。

    …なんとなく急降下爆撃機っぽく見えなくもない。

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「帝国陸軍試作高速実験機《弐》」

2025年06月26日 | 製作日記 試作高速実験機

去る6月21日(土)、大阪は本町で開催されていた
「関西シルバーウィングス」という展示会を覗いてきました。
こちらは誰でも参加費を払って自由に参加出来る作品展示会で今回が初開催だそうです。
参加者が多かったので来年も予定しているみたいでした。
ここで簡単に自分的に抜粋で作品を幾つか紹介。

↑入り口から近い場所にあったせいもあり最初に凄く目に付いた
エアレーサーっぽい機体。流線型もあいまってシルバー仕上げが綺麗です。
車輪の蓋、普通は機体下に残る部分が車輪と一緒に開いて外側に折れ曲がる
構造になってるのが面白いですね。

↑これー!!…自分もキット買いました。
やぱカッチョエーですね。ここでは日本機マーキングですが
大戦末期のドイツの計画機でした。

↑ゲテモノばかりに目がいってスイマセン。
…確か民間で宇宙に最初に行ったヒコーキだったっけ。
大きい機体が小さい機体を抱いていて2機になってるかと。
このキット高額でしょ? 欲しいけど高くて買わなかった気が…。

↑これもいいなあ。
小学生の頃、飛行機の図鑑で見たことがある。結構古い機体です。
「ホークアイ」とか、こんな背中になんか背負ってるヒコーキも
珍しがって昔作りました。

↑メタル感グンバツの「ショウキ(スンマセン、私のPC漢字が出ません)」。
大きな発動機積んでるので機首が大きく異様に尻つぼみで自分はあまり好みでは
なかったんですが上から見た主翼の形に特徴がありカッコ良いです。

↑「金賞」を取っていた1/72の「ピースメーカー」。
水爆を搭載できる機体です。プッシュ式プロペラの6発ってのが凄いインパクト。

自分も今ちょうどヒコーキやってるからテンション上るわ、
知り合いのモデラー仲間ともハナシが出来てとても楽しかったです。
因みにAPC(ウチ)の会員のちょうぎ氏も作品を出して参加していました
(実はこのイベント自体、ちょうぎ氏の誘いで知りました)。
主催の方々、参加者の皆さんもお疲れ様でした。

【反転プロペラの製作続き】
↓胴体前部に少しパテを盛ってスピンナーとの段差を均した。
まぁ大体だけど流線型を再びキープ。

↓この前持ってきた「雷電」のプロペラを一枚毎に分離(写真右下)。
真鍮線を仕込んでその上のスピンナーに立てる。

↓出来たらこんな具合。
2重反転プロペラと云える形になったね。

↓主要パーツを仮組みして形をみてみる。
…うーん、2重反転ペラのインパクトからすると
この主翼もなんかフツーで面白みが足りないんだよなあ。
  ……もうココも零士メカっぽく逆ガルにしてやるか。

↓どうせ改造機なんでこの勢いに乗ってやってしまおうと。
先ずは写真の位置で5分割。

↓外側の破断部は断面を少し削って角度を変え、先が上にはね上がる形に。
根元の方はあまり削ると着陸脚の穴の形が狂ってくるので
断面にプラ板を挟んで角度を調整、やや下に下がる形にした。
接合は強度を考えて0.8mm径真鍮線を中に仕込んでおく。

↓お、いいねえ。

↓しかしやはりピッタリ合わすのが難しくスキマが出来まくったので
適当にプラ板を詰めてパテで仕上げる。タミヤパテだけじゃヒケまくるからなあ。

↓今はこんな感じ。  …あくまでエアレーサーじゃないよ

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「帝国陸軍試作高速実験機《壱》」

2025年06月15日 | 製作日記 試作高速実験機

なんか最近ヒコーキ多いですが、「917K」が時間かかったので
小さい目のやつってことでコレを選びました。
これは一昨年のモデフェスの際、同時に開催されていた
「ホビーマルシェ」で買ったもの。
「日本陸軍航技研 試案重戦闘機 第一案B型」(1/72)。
メーカーは“ウシモデル”って自分は初めて聞いたんだけど…。
他にも変わったカッコのヒコーキ幾つか置いてたのを憶えてます。
中でもこのスピード出そうな日本機ってのが目を引いて、衝動買いでした。

【ある意味“架空”の機体】
↓キットはレジンのゴム型成形のパーツと3Dプリンター成形のパーツが入ってます。
大戦初期頃に実際に計画されていた機体だそうで、発動機を主翼の間に配置し、
機体の周囲にインテイクを設けて先端を尖らせ空気抵抗を減らす形で
高速化を狙った。また兵装を前方の空いた部分に入れる事で
機体中心線に近い状態に配置、命中率と俊敏性も向上する考えだった。
結局は試作さえも無かったらしく、云わば架空の機体である。
…これはねー、形がカッコイイし、自分はどうせだったら
更にアレンジを加えて遊んでしまおうと考えた。

↓で先ず思いついたのが“2重反転プロペラ化”である。
この形から故・松本零士氏の漫画に「キ99」という高速機が登場するけど、
あんなイメージが湧いたのだ。
ちょうどこの前作った「雷電」の仕様違いのペラが余ってた。
でも当然これは右回りの正転方向の形だ。
「…いいや、一枚ずつ切り離して、ひねってつければ」と思ったけどそう甘くはなかった。
ペラは正面から見た形は回転方向の前側が直線に近く後は弧になってるのは判る。
しかし断面形を見ると機体の進行方向(前)側が膨らんでて
後は平面っぽくなってる。オマケにやんわり捩れてたりとか…。
結構凝った形になっているのだ。
つまり単純にひねって着けても思惑通りにならないのなf(^^;。
断面の形の変更は無理っぽいので正面方向の形をヤスって変更(直線と弧の入れ替え)。
これは投影面積と長さがかなり犠牲になるけど。
あとはやはり一枚ずつ切り離し推進方向になるようにひねって着けるしかない。

↓次にスピンナーの改造。
最初、胴体の前側にスジ彫りしてオリジナルペラのすぐ後に新たな回転部を
設けるつもりだったけど(全長は変わらず)、やっぱりオリジナルペラと
胴体の間にプラ板で追加する(全長が延びる)形にしたい。

↓…となるとオリジナルペラの取り付けダボ(3mm径)に追加のスピンナーを固定、
オリジナルペラは新たに真鍮線(1.5mm径)で固定する形になる。
オリジナルペラの取り付け穴を小さくしないといけないので面倒だけど。
べつにモーターとかで回転させるワケじゃないし固定できればそれでよし。
一応2つ共手で回せる状態にはなった。

↓こんな具合。
当たり前だけどオリジナルの綺麗な流線型は崩れる。
プラ板部はもう少し削って調整するとして、胴体は少し盛る必要があるなあ。

↓なのでエポキシパテを盛って調整の予定。

流線型が綺麗に整ったら雷電のペラをプラ板部に1枚づつ真鍮線で取り付ければと考えてる。
既にもう“試案重戦闘機 第一案B型”ではない。兵装も付けない予定。
名付けて“帝国陸軍試作高速実験機”である。

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