あけましておめでとうございます。
自分はどっちかと言うと寝正月でありましたf(^^;。
しかしプラモも少しづつ進めました。
↓キャノピーのマスキングを剥がす前に
矢印部の窓枠を細筆で描きこむ(矢印)。
ここはガルウィングのように開く窓で、
そこだけ薄茶色っぽい枠の色なんだよな。
…でマスキング剥がすとこんな。上手く行った。
↓例によってウェザリングカラーで墨入れ。
上面はマルチブラック使用。
↓モールドが浅くて墨が入り難いトコは水性ペンで描きこむもよし。
↓腹側は黒いので白いウェザリングカラーを使った。
…少々薄めるのが甘くて結構白っぽくなってしまったけど(^^;。
↓さてデカールである。 …多分劣化してるだろうなー。
でもこの前紹介した“リキッドデカールフィルム”があるので心強い。
↓この☆マーク、青が明るいなあ。
んでリキッドデカールフィルムを厚塗りし過ぎるとニス部分がやたら硬くなる。
マークソフターの効果がなかなか出ないぞ。
↓よく尾翼の上の方にカラフルな帯があるようなのでこんなアレンジを。
多分ちゃんとパターンありそうなのでデタラメになるけど。
ここは市販の汎用デカールからチョイス。
↓その他の部分にもご覧のような…。
1/72の他作例とかを参考に注意書き等のデカールをそれらしく追加で貼る。
↓外タン、爆弾はこんな感じ。
↓写真は昔作った「マクロス」に出てくるヴァルキリーである。
可変翼によくある汚れで、翼の根元で機体側に擦れる部分が
こんなふうに汚れるってのがある(矢印部)。
最近は大スケールの可変翼機キットにコレのデカールが付いていたりするのを見かける。
ヴァルキリーでこれをやったのを思い出し、今回もやってみようと。
↓自分は先ずこんな道具をつくる。
製図で使うディバイダの一方の針を綿棒に置き換えたようなヤツ。
↓可変翼の回転中心位置にキズ防止の当て(分厚いテープなど)を置き、
機体側縁のシルエットが可動角度分ズレたラインにマスキング。
水性ペンで点々とインクをつけた後さっきのディバイダを
回転中心で回転させながら綿棒でインクを筋状にぼかすというワケだ。
水性ペンなので汚れ方が気に入らなかったら拭き取って何度もやれるし。
但し後でコーティングは必要。
自分はデカールと一緒にトップコートでコーティングした。
↓…かくしてF-111完成。
台座のネームプレートはプラ板にインスタントレタリングである。
カシBARに持ってきたのは去年梅田にオープンした“KITTE大阪”の
土産屋で買った地酒。正月用に買い置きしてあったのだ。
軽い呑み心地でおいしい。
《ツチブタというあだ名の鳥》
F-111アードヴァークはF-105サンダーチーフの後継機として
開発が進められた。初めは空軍と海軍双方で使うつもりだったけど、
機体が大きくなりすぎて空母での運用が無理となり、空軍だけが使う事になった。
実はこれが世界最初の実用可変翼機。
“F”の文字がつくけど空中戦は出来なくて、低空飛行で目標に近付き攻撃して
高速で帰ってくるのが得意な機体である。だから“A-111”の方が正解なのかも。
主にベトナム戦争と湾岸戦争で活躍。現役中は愛称がつけられてなくて
退役の日に“AARDVARK(ツチブタ)”という名がついた。
ツチブタはフツーの豚より鼻が細長くて上にしゃくったようなヤツで、耳も長い。
多分この機首の辺りの形が似ているからだと思う。
可変翼機というのも先進的だったけど、パイロットの脱出方法も変わってた。
座席が飛び出すわけじゃなくコックピットのブロックごと機体から外れる
“モジュール式脱出装置”と呼ばれる形式なのだ。
パイロットはコックピットに居るまま地上に降りられ、
また海面に降りた場合はそれが救命ボートのような役割をする。
F-111の技術はF-14トムキャットに引き継がれた。
F-14では空中戦もできるようになったんだけど、
低空進入の対地攻撃はF-111の方が上手かったみたいである。
卓上に一緒に置いたのは同スケールのF-14。
幅はF-14の方が大きいけど全長はF-111の方が随分長いね。