河童メソッド。極度の美化は滅亡をまねく。心にばい菌を。

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OCNから2014/12引越。タイトルや本文が途中で切れているものがあります。

1181- ゲルギエフ マリインスキー 2011年2月来日公演

2011-02-04 00:00:14 | インポート

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完全ワークホリックなのか、海外公演好きなのか最近分からなくなりつつあるゲルギエフが、また、マリインスキーとやってきます。もうすぐです。
オペラの方は、トゥーランドットと影のない女をフルオペラで、パルジファルの第3幕をコンサート形式で、さらに日本初演となるトロイアの人々をこれまたコンサート形式で、あとは普通のコンサートを何回か。とらえどころなく並んでますね。
とりあえず、パルはゲットしてあります。影のない女もスペシャルシートをつがいでゲット済みです。トロイアの人々はどうしようかなと思索中です。マリインスキーの来日週は国内のほかの重要コンサートがたてこんでいて、どっちにしろごちゃごちゃと忙しくなりそうです。
影のない女は2月12日と13日の2回公演で、片方行きます。14日がトロイアの人々、15日がパル、そのあと横浜公演が16日にあって、18日19日20日がトゥーランドット。9日間で8公演、かなり強行なスケジュールです。日常的にマリインスキーとそうとうな濃い関係がない限りこのようなスケジュールは無理なはずですよ。
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今回はロシア物のオペラをはずしてますので、これはこれで興味深いところではあります。もっともこの組み合わせで日本でリングサイクルをやったこともあるので、なんにも問題はないでしょう。
シュトラウスの影のない女はしぶめですがマリインスキーのどちらかというと黄色いサウンドとどのように合わせるのか。パルの第3幕は、一見違和感ありますけれどゲルギエフは手兵のマリインスキーとかメトロポリタンでも振ってますので理解はそれなりに深いとは思います。トロイアの人々はこれを4時間もコンサート形式でやられたらちょっとしんどい。トゥーランドットはいまのところ行く予定はありません。
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メトロポリタン・オペラハウスがらみの話で言うと、ゲルギエフはパルジファルをメトで5回振った経験があります。
2003年4月4、7、12、15、18日の5回です。このうち4月12日は土曜日ですので、マチネーで全米へブロードキャストされておりますので、例によって海賊盤で出回っているのはこの日のCDRです。この日のタイミングは、
第1幕:105分
第2幕:65分
第3幕:79分
といったところです。今回の来日公演では第3幕のみコンサートスタイルで行われるので全体公演とは単純比較することはできませんが、ただ、パルの第3幕のみを取り上げるような棒振りというのは、このオペラを完全に吸収しているという自信があるからなのでしょう。
ちなみにメトのパルジファル公演は、1903-12-24から2006-5-18までの間で288回です。自分がいた80年代は、シーズンはじめとおわり際に数回ずつ上演されており、身近に聴くことができております。
ゲルギエフがメトで棒を持ったのは、1994-3-21から2010-3-23までで141回。このあとも積み重ねていくわけでしょうから当地での実績もさらにあがっていくことでしょう。
ただまだまだたりません。日本で人気のイタリアオペラの権化ネルロ・サンティはメトでは1962-1-25から2000-7-1までで401回振ってます。ゲルギエフまだまだです。
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ベルリオーズの「トロイアの人々」はコンサートスタイルの日本初演というのがどうもうれしさも半分といったところ。ゲルギエフは大作大好き人間ですのでその熱意はかいます。
このオペラ、メトがらみでは、1973年から2004年までで計37回上演されています。
1973-1974シーズン:11回
1983-1984シーズン:9回
1993-1994シーズン:8回
2003-2004シーズン:9回
それなりに割と上演回数が多いですね。10年サイクルのようですけれど。
ただ、コンサートスタイルはもっと前に2回やられております。
1894-2-25
1894-12-2
つまり、メトのコンサートスタイル初演から117年後の2月14日に日本のサントリーホールで日本初演されるというわけです。
ですので、ゲルギエフの今回の上演はそれ自体が少なくとも価値があるということになります。
聴きに行くかどうしようかまだ迷ってますけれど。
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1180- ブラームス ハンガリー舞曲 お気に入りは?

2011-02-03 01:00:11 | インポート

ブラームスのハンガリー舞曲は数が多いのでとりあえず第一集といいますか、第1番から5番までですとどの曲が一番好きですか。
超有名なのは第5番なわけですけれど、1番が好きだという人は結構いると思います。明るい中にも何か憂鬱な、ものうげな響きの第1番いいですね。
個人的には第2番がとても好きです。
シンコペーションがやたらときいていて、つんのめるような感じの曲で、まるでコンクールにでもうってつけの曲。
そうですね、この曲、その昔、ブラバンの吹奏楽コンクールの課題曲になったことがあるんですね。たしか。
シンコペも難しいですけれど、曲の伸び縮みが激しい曲ですので、たとえばホルン等のようなインストルメントによる後打音も機械的に吹けないんですね。
かなり練習を積まないと揃わない。コンクールに向いているんです。
近年はオリジナルの課題曲が大勢を占めているわけですが、たまにはこういった曲に接してみるのもいいと思います。小曲といって見逃すことのできない味わい深い曲がそろっているわけですしね。

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1179- 昔のスタットラーからの眺め

2011-02-02 00:12:59 | マンハッタン

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1983年の1月の写真です。
MSGのとこのペンステ(ペンシルベニアステーション)のスタットラー・ホテルの一室から撮った写真です。
遠く、懐かしのパンナムが見えます。クライスラーもよくみえてますね。
それから近くに目を移すと雪が積もってます。この年は雪が多かったんです。
缶ビールを窓を開けて縁ギリギリに置いておくと、10分ぐらいでいい冷え具合で飲めました。


当時のスタットラーの1階のバーは雑然としてて、天井にぶら下げた逆さまグラスなんて今にも落っこちてきそうな感じ。
カウンターよりもソファーのテーブル席の、雑、とした雰囲気がよかったと思います。
でも、当時このホテルの丁目より数えて24丁目ぐらいアッパーに住んでいたのですけれど、なんでこのホテルにいってたのかな。
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