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948- ベルリオーズ ロメオとジュリエット ロリン・マゼール指揮フランス国立管弦楽団1978.7.14

2010-01-11 00:10:00 | インポート

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前回ブログの続きです。1978年聴いた演奏から。

1978年の聴いた演奏会一覧はこちら。

1978年演奏会感想

フランス国立管弦楽団の当来日公演概要は947-前回ブログを。

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1978年7月14日()7:00pm

NHKホール、渋谷

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君が代

ラ・マルセイエーズ

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ベルリオーズ ロメオとジュリエット

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ユリア・ハマリ、メゾ

ローラン・ブッフケン、テノール

アゴスティーノ・フェリン、バス

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ロリン・マゼール指揮

フランス国立管弦楽団

フランス国立放送合唱団

ロジェ・ワーグナー合唱指揮

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マゼールのものすごいビートとオーケストラの響き、特に中音域の充実度には耳をみはる。そしてそれにまけずおとらず圧倒的な合唱のうまさ。

この曲はあまり好きではなかった。というのもあまりにも長すぎる。こうやって観ながら聴くとわかりやすく聴きやすい。

マゼールは聴衆を飽きさせない方法を知り尽くしているのであろう。ダイナミックな縁どりで明確な明瞭な音楽づくりでありこれまたわかりやすいし、何よりも面白い。

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中声部の濃さ充実度は、当夜の演目に先立って奏された両国国歌において如実にあらわれる。「君が代」ではいろいろ口に出す前に聴けば、という感じでこのサウンドの充実度は明らか。

ものすごい中声部の充実度を即座に感じ取り、次の「マルセイエーズ」で高音部のバランスの良さを感じ取った。

木管のアンサンブルのうまさとヴィオラ、チェロのあのぶ厚い音には感嘆。このオーケストラの中音域のサウンドの大きさはものすごい。

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フランスのオーケストラの特徴は、このオーケストラを聴き、かつ、観ればだいたいわかると思われる。ほとんど非の打ち所が無く、どっちかというと、曲をもってオーケストラを聴かせる、といった雰囲気である。

あとは指揮者だけである。

あの1974年のクリーヴランド管弦楽団に音楽監督として随行した.来日最終公演で忘れもしない、ベートーヴェン4番とベルリオーズの幻想を振った、そしてアンコールでヴェルディの運命の力を振った、そのマゼールである。

最初の姿を見ただけで興奮冷めやらない。あの時の演奏を思い出した。あの時のベートーヴェンのみずみずしさ、ヒートしたベルリオーズ、宇宙に漂ったヴェルディのピアニシモは、そのまま作品に残しておきたいような演奏であったものだ。

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今回の演奏はマゼール特有のビートは随所にきいているもののオーケストラが異なるせいかマゼールにしては結構、粘着質に聴こえた。

それにしても、飛び跳ねる手と体がそのまま音になる姿は、もうそれ自体芸術だ。音はあのようにして作ることもできる。

といった感想で曲の中身はどこにいったの?ということになってしまうが、100人規模のオーケストラ、100人規模の合唱団、圧倒的なステージは目に浮かぶ。

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ところで当公演のプログラムには曲のタイミングが秒単位で書いてある。演奏する前からなんでわかるのだろう、といった細かいところは横に置いてそのタイミングは以下。

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ベルリオーズ/ロメオとジュリエット

11810

22903

休憩2000

32250

41900

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以上参考タイミング。

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それともうひとつ。

記憶にないが当日はテレビとラジオの収録があったようだ。放送予定が載っている。

1978/8/6()NHK教育TV14:00-15:45

1978/8/29()NHK-FM15:00-18:00

だから、どっかにヴィデオテープと録音テープが残ってるんだろうね。

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