河童メソッド。極度の美化は滅亡をまねく。心にばい菌を。

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2684- 新国立、マスネ ウェルテル、二コラ・ジョエル演出、ポール・ダニエル、東響、2019.3.26

2019-03-26 22:00:18 | オペラ

2019年3月26日(火) 2:00-5:15pm オペラパレス、新国立劇場、初台

新国立劇場 プレゼンツ
マスネ 作曲
二コラ・ジョエル プロダクション

ウェルテル

キャスト(in order of appearance)
1.大法官、伊藤貴之 (Bs)
1.6人の子供
2.シュミット、糸賀修平 (T)
2.ジョアン、駒田敏章 (Br)
3.ソフィー、幸田浩子 (S)
4.シャルロット、藤村実穂子 (Ms)
5.ウェルテル、サイミール・ピルグ (T)
6.ブリューマン、寺田宗章 (T)
6.ケッチェン、肥沼諒子 (S)
7.アルベール、黒田博(Br)

合唱、新国立劇場合唱団
児童合唱、多摩ファミリーシンガーズ
ポール・ダニエル 指揮 東京交響楽団

(duration)

第1幕  5+41
Int
第2幕  2+29
Int
第3幕  2+33+
第4幕  4+15



このプロダクションは何度か観ている。元ストーリーともども、やはり、なぜとかホワイとか質問を投げかけてはいけないのではないかと思う。あまり意味のない事だ。
独り妄想のウェルテルは、最初から死んでいて最後にそれに自ら気がついたという映画があったがあれを思い出す。
3幕4幕のソロ、デュエットともに圧巻。線がクリアで大きな声の圧唱シャルロット藤村、見事につられたかウェルテルのピルグの光り輝く名唱。それにアルベール黒田はじめ周りが充実。一滴も漏らさない歌唱や動き。こういったあたりの積み重ねというのは本当に劇を濃いものにしている。
1幕から終幕にかけてじっくりゆっくりとテンション上げ密になっていく。用意周到なオペラと思う。滔々と敷きつめられた見事な音々が隙間なく劇を埋めていき、ダニエル東響が今日最強の克明な一撃で愛のそぎ落としに幕。峻烈なオペラワールド。秀逸な伴奏は欠かせない。

前回はウェルテル、シャルロット、アルベール、この3人が外国組だったが、今回は、ウェルテル以外はすべて日本人で、ジックリと時間をかけて場づくりが出来たのではないかと思う。シャルロットの藤村の存在が大きいですね。


千円の別売プログラムはその場で全てを読むことは出来ない。オペラが終わってうちに持ち帰りゆっくりと読む。読み応えのあるものですね。最近、活字飢え読みたい病がまたぞろ出てきたのでいい感じではある。
おわり

 










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