河童メソッド。極度の美化は滅亡をまねく。心にばい菌を。

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2606- ポローニア、ショパンPC2、アムラン、ルトスワフスキ3番、ヴィト、都響、2018.9.6

2018-09-06 23:50:35 | コンサート

2018年9月6日(木) 7:00pm サントリー

ワーグナー 序曲ポローニア  12

ショパン ピアノ協奏曲第2番ヘ短調op.21  15-10-8
 シャルル・リシャール=アムラン

(encore)
ショパン 夜想曲第20番 嬰ハ短調  4

Int

ルトスワフスキ 交響曲第3番(1983)  30

アントニ・ヴィト 東京都交響楽団


ヴィトはヴィット名で昨年2017年、新日フィルを振りました。あの時は、プレイヤーに立て立てと促しても絶対立たずのプレイヤーが散見され、演奏後の見苦しさが印象的でした。

今日の都響との共演は見違えるような内容で息の合った演奏を展開してくれました。選曲共々いい内容でした。

初めのワーグナーは聴くことが無い作品でしたがなかなか楽しめました。ラッパセクションの頭打ちのザッツの合い具合、カツ、肩の力が抜けた軽妙な感じ、絶妙でした。このマーチ風な腰の浮き具合は、どこぞのオケに煎じて飲ませてあげたい。N響とか。

アムランの弾く渋め若めのショパンの2番。見た目より自由弾きで音価レングスも自由なところがある。ヴィト都響のコクのある伴奏も手伝ってじっくりと聴くことができました。味わい深い作品、演奏でしたね。自由で少し重め、この作品とは別世界のことに何かシンパシーを感じているようにも見受けられました。色々と聴いてみたくなるピアノでした。


後半のルトスワフスキ3番。やっぱり、音楽の型が良く決まっている作品、がっしりした輪郭、構造、聴きごたえがあるというよりも、安心して響き、進行の中にはまっていける。これが心地よい。
ヴィトはスペシャリストというよりもアルチザン的に十八番を振っている雰囲気が濃厚。音楽に息吹きを与える余裕の指揮ぶりで、極意棒。身体と棒に音が巻きついてくる。
都響の磨きはこのような作品には最適で、ベストな解像度が作品をさらに活き活きとさせてくれる。素晴らしい技の連続。
両者、三者、ウィンウィンのいい事尽くめの内容で、全て満喫できました。
ありがとうございました。
おわり


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