2019年9月5日(木) 2pm-5:10pm オペラパレス、新国立劇場、初台
藤原歌劇団 プレゼンツ
新国立劇場、東京二期会 共催
ロッシーニ 作曲
松本重孝 プロダクション、リヴァイヴァル
ランスへの旅 ドランマ・ジョコーゾ1幕〈字幕付き原語上演〉 109-43
キャスト
コリンナ、砂川涼子(S)
メリベーア侯爵夫人、中島郁子(Ms)
フォルヴィル伯爵夫人、佐藤美枝子(S)
コルテーゼ夫人、山口佳子(S)
騎士ベルフィオーレ、中井亮一(T)
リーベンスコフ伯爵、小堀勇介(T)
シドニー卿、伊藤貴之(Bs)
ドン・プロフォンド、久保田真澄(Bs)
トロンボノク男爵、谷友博(Br)
ドン・アルヴァーロ、須藤慎吾(Br)
ドン・プルデンツィオ、三浦克次(Br)
ドン・ルイジーノ、井出司(T)
デリア、楠野麻衣(S)
マッダレーナ、牧野真由美(Ms)
モデスティーナ、丸尾有香(Ms)
ゼフィリーノ、山内政幸(T)
アントーニオ、岡野 守(Br)
ジェルソミーノ、None(T) *当演出ではカット
合唱 藤原歌劇団合唱部、新国立劇場合唱団、二期会合唱団
管弦楽 東京フィルハーモニー交響楽団
指揮 園田隆一郎
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第1場~第7番 109
Int
第8場、第9場 13+30
もう、気絶しそう。何が起きているのか頭の整理がつかない。破天荒な面白さ。最高峰のキャスト、独唱の自己主張、張りのあるアリア、混声6部合唱、14声の大アンサンブル、フィナーレでのお国の歌、全ての声とフルオケの華麗なフィニッシュ。もはや、全員主役。とことんとことん料理しまくり食べまくるロッシーニ。圧巻、美食満腹、歌の嵐。
派手な大人数な歌と動き。それが直列回路で進むので、字幕共々わかりやすい。初めて見るほうは、混乱は混乱だが、続々と手を替え品を替え名人芸が楽しめてこの上ない爆な喜びに浸る。楽しいなあ。
指揮の園田はこれまた大変だろうね。歌い手たち全員のテクスチュアを覚えてるんだろうね。大変だわ。まあ、アンビリーバブル。
目を閉じると浮かんでくる。CDでもDVDでもゆっくりこってりと思い出しつつ聴きこみたいものですね。
いつもは高いなあと文句を言っている千円プログラム冊子。今回ばかりはそんなことは言えない。ストーリーの解説のこと多々あるし、ほかの文も価値あるものだ。園田の一文もあるし、2006年上演時のアルベルト・ゼッダの再掲文もある。かなり読める冊子で理解が深まるし、あの劇のことがありありと浮かんでくる。
ありがとうありがとうの上演でした。
おわり