河童メソッド。極度の美化は滅亡をまねく。心にばい菌を。

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OCNから2014/12引越。タイトルや本文が途中で切れているものがあります。

1003- リヒャルト・シュトラウス 協奏曲集

2010-04-28 23:01:00 | また聴きたくなるCD

また聴きたくなるCD4

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リヒャルト・シュトラウス 作曲

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オーボエ協奏曲

Ob、マルティン・ガブリエル

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ホルン協奏曲第1

Hrn、ラルス=ミヒャエル・ストランスキー

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ホルン協奏曲第2

Hrn、ロナルト・ヤネツィク

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二重小協奏曲

Cl、ペーター・シュミーデル

Fg、ミヒャエル・ヴェルバ

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アンドレ・プレヴィン指揮ウィーン・フィル

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すばらしいの一言に尽きる。

このCDの特色は、全同一性にある。企画も内容も全部が同じ方向を向いている。

演奏はウィーン・フィル。ソリスト5人は全てウィーン・フィルのメンバー。

そして、曲はシュトラウス。

例えば曲順としてホルン協奏曲は12番がならんでいるが、2番の最初の音が出た時、1番と同じ人が吹いていると言われたら、そうだというしかない。

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また、ソロ部分が完全にオーケストラのアンサンブルに同化している。オーケストラがまるで、交響曲のソロパートを耳を澄ましながらアンサンブルをしているような雰囲気がありあり。

サウンドの艶の方向がソロ、アンサンブルともに同じであり、これは当然と言えば当然なのだろうが、どれが一番いい出来なんて甲乙をつける意味がほとんどいない。光り輝くソフトなクリスタル・サウンドだ。そして柔らかに歌うアンサンブル。

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シュトラウスのオペラ的な雰囲気も曲によっては醸し出されているし、ウィーン国立歌劇場で聴く同オーケストラのイメージが強い。たぶんストップと言われるまでオペラのように気持ちよく吹きまくっている感じ。

プレヴィンの指揮は、そこにいて邪魔をする指揮者ではない、ただそれだけで存在意義がある。ウィーン・フィルからこのようなアンサンブルを紡ぎだせる棒振りはそんなに多くは無いだろう。

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