河童メソッド。極度の美化は滅亡をまねく。心にばい菌を。

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OCNから2014/12引越。タイトルや本文が途中で切れているものがあります。

1168- アナログテープ原盤 ブルックナー 交響曲第5番 クナッパーツブッシュ ウィーン・フィル 

2011-01-19 00:34:00 | インポート

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数々の名録音を生んできた、この、今は昔のゾフィエンザールで一度だけ演奏会を聴いたことがあります。いずれアップします。
その昔はたしか、ゾッフェンザールと発音していたような記憶があるのですがどうでしょうか。
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ブルックナー 交響曲第5番(改訂版)
ハンス・クナッパーツブッシュ指揮
ウィーン・フィル
1956年6月3-6日ゾフィエンザール
ステレオ
GRAND SLAM GS-2047
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いろんなことをやって音を極力良い状態で聴かせたい。という試みには頭が下がります。巷ではセッション録音もなくなっちまって、ライヴだらけ。他方、昔の演奏を数限りなく掘りおこし全部、超絶的名演奏、などといったキャッチコピーで売り出す。結局、貧弱になってしまった録音形態、その手の商売が成り立たなくなっちまったからなのか、悲しい現実ではある。
この演奏のCDはいろいろと出ておりますけれど、今度はアナログテープのコピー盤です。早い話が、昔、市販されていた4トラック、19センチ、つまりツートラサンパチの半分規格のオープンリールテープですね。それが原盤です。
この商品規格のテープはお河童さんも結構もっていて、それなりに満足して聴いておりました。たとえば、カール・ベームの棒によるブルックナー3番とか、あれはCDなんかよりも完全にリールテープの方がいいサウンドでしたね。
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それでこのブル5。それなりにすこぶる腹応えがあります。横幅はあきらかにこのほうが広い。ブーンとうなる柔らかいサウンドはアナログテープそのもの。

一面,重い音にもなっている。低音の迫力に比して高音のほうは少し細い。
横幅の広さをとるか鈍重な重さの部分で相応の決断をするか、買って聴いてみる価値はそれなりにはあると思う。キンキンしていないので演奏に没頭できる良さもあるので。
面白いのは演奏の中身が今まで以上によくわかること。たとえばずれまくりのブラスでも合わせどころ、揃えなおしのポイントをみんな心得ていて、乱れたらそのポイント目指してとりあえず自由に吹きまくるといった感覚が耳に取るようにわかること。そのあたりの息の合わせ方、さすがだと思いました。
おわり
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