河童メソッド。極度の美化は滅亡をまねく。心にばい菌を。

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1682- 日フィル第300回横浜定期演奏会、三ツ橋敬子、菊池洋子、日フィル2014.9.27

2014-09-29 00:47:43 | インポート

2014-2015シーズン聴いたコンサート観たオペラはこちらから
2014-2015シーズン
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2014年9月27日(土)6:00pm みなとみらいホール
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ロッシーニ  セヴィリアの理髪師、序曲 8′
モーツァルト ピアノ協奏曲第26番 戴冠式13′6′10′
    ピアノ、菊池洋子
(encore)
モーツァルト(リスト編曲) アヴェ・ヴェルム・コルプス4′
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プッチーニ マノン・レスコー、第3幕への前奏曲6′
レスピーギ ローマの松 24′
(encore)
レスピーギ ボティチェリの3枚の絵、第3曲ヴィーナスの誕生5′
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三ツ橋敬子 指揮 日本フィルハーモニー交響楽団
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日フィルの横浜定期300回の節目となるコンサートです。
女性陣の日でした。
三ツ橋指揮、菊池ピアノ、コンマスさやか、見事な演奏が繰り広げられました。
三ツ橋は目ぢからがすごい。オーケストラ全員の視線を受けながらやるわけだから、目には目をというわけでもないが、全員の視線を押しとどめ押し返すだけのちからが本当に必要。押され負けでは指揮になりませんからね。その点、三ツ橋、根性すわってますね。
通る演奏会、音がすーっと進んでいく気持ちの良いコンサート。なんだか1曲ずつすっきりしていく。モーツァルトは別にしても、他の曲はおそらく三ツ橋得意の曲を並べたような気がします。
理髪師は細部の彫の濃さとともに曲想に合わせ大きく波打って進む感じでスケール感が大きい。起伏があって聴きごたえのある新鮮な演奏でした。
後半一曲目のマノン・レスコー、プッチーニ泣き節全開の演奏で渋さも感じられた。得意演目ですねきっと。
最後のローマの松、これも得意演目そう。オーケストラが細かいニュアンスをよく出している。デリカシーにとんだもので、最後までの音の持っていき方がお見事。アッピア街道ではバンダ、オルガンまじえ炸裂の演奏となりました。彼女の棒でローマの祭りを聴きたくなりました。
あと、このアンコール曲は初めて聴きました。いい曲ですね、流れるようないい演奏でした。
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前半2曲目のモーツァルトの協奏曲。このピアニストは川崎の夏のお祭りのときにも聴きました。鍵盤を深く押しているように見えますが、出てくる音はちからの抜けた演奏で、聴いていて疲れない。長身で割と手が大きく、余裕のリーチです。
演奏は崩れそうで崩れないと言いますか、もともとそうゆうふうに聴こえてしまう弾き手の方と見受けます。伸縮バランスが危なっかしいというか自在というか。本人の中では完結している。
自分としては彼女の弾くモーツァルトの協奏曲全部聴いてみたい気もします。録音ではなく現場で。
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みなとみらいの聴衆はギャアギャア騒がないので良いですね。
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この日の公演は300回目の横浜定期ということで、いただきたプログラム冊子に300回のプログラムが載っております。このなかで聴いてみたかったなぁというのが何点かありますが、特にこれ。
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第41回1981年4月11日 神奈川県民ホール
モーツァルト ホルン協奏曲第1番
シュトラウス ホルン協奏曲第1番
マーラー 交響曲第5番
渡邊暁雄 指揮
ペーター・ダム、ホルン
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この年、ドレスデン国立歌劇場の来日公演がありましたけれど7月ですので、この日の公演はダム単独での来日だったんですかね。
いずれにしても2本吹いて、後半ももしかしで出ていた?
おわり


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