河童メソッド。極度の美化は滅亡をまねく。心にばい菌を。

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OCNから2014/12引越。タイトルや本文が途中で切れているものがあります。

1459- ダフクロ、SSチェロコン、ダニエル・ミュラー・ショット、準メルクル、N響2013.2.16

2013-02-20 00:10:00 | インポート

2012-2013シーズン聴いたコンサート観たオペラはこちらから
2012-2013シーズン
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2013年2月16日(土)3:00pm
NHKホール
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サン・サーンス チェロ協奏曲第1番
 チェロ、ダニエル・ミュラー・ショット
(アンコール)
ブリテン 無伴奏チェロ組曲第2番第1楽章
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ラヴェル ダフニスとクロエ、全曲
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合唱 国立音楽大学
準メルクル 指揮 NHK交響楽団


前半のサン・サーンス。
チェロの台座がスピーカー代わりになったのかどうかわかりませんけど、響きが濃厚。特に中低音の潤いのある幅広のサウンドは魅力的で素晴らしかった。高音も線が細くなることが無くて、全般にムラの無い響き。20分ぐらいの曲で終わってしまうのはなんだかもったいない。(席は、台座とステージの間に出来る空間の位置よりも少し低い。いわゆる平土間前方)
チェロの魅力を堪能しました。
アンコールは初めて聴く曲で、調性が感じられず、かなりやにっこい曲。誰のなんという曲かまるでわからず。チェロの鳴りの良さだけが気持ちいい。あとで、ロビーで曲名を知りました。初めての曲なのでタイトルを見てどうだという話でもないが、ブリテンのここらあたりを聴けば音楽をもっと幅広く楽しめるだろうなあと思わずにいられませんでした。
最近、「20世紀を語る音楽」(上・下)を読み終えたばかり、その中でブリテンの項が出色。
PGは今シーズン観ましたが、この本とともにほかの曲にも興味が湧いてきたところ。いいきっかけの演奏を聴きました。ブリテンはほかのイギリス作曲家と作風がかなり異なり、あの本で輪郭を知りなるほどというところがおおいにありました。
(テノールとホルンのセレナードだけは昔からよく聴いてます。)
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準メルクルは体が軽そうでうらやましい。指揮の棒に影響が出そうな肉はまるでない。横揺れはあまりなく、縦揺れの振幅が結構ある。縦に動いて疲れを感じないような体で本当にうらやましい限り。
ダイエットしたいと思います。
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ラヴェルは耳を洗われるようなサウンドで、前日のオケとはだいぶ違う。
メルクルは縦にジャンプしているだけでなく、そうとうオケを引き締めている。コントロール美といってもいいかもしれない。効率のいいリハーサルや的確な指示、それにあうんの呼吸のようなものがありそうだ。
メルクルの棒というのは、全部の音を隈なく出し切るというふうに見えます。パート奏やアンサンブルでも全部ゆきとどいており、曖昧さを避けているように見えます。これだけで透明なラヴェルがさらにダイナミックさを増してきます。パースペクティブな装いは必然的にあまり感じない。フラットになってしまうかというとそうでもなくて、楽器の音量増量がそのままオケサウンドとして比例増大。圧倒的な迫力。だから作為的なものは感じないのに機能美のようなものが心地よい。響きの世界に浸れる。
第1部終結の合唱のみの部分でオーケストラの照明を落し、バックの合唱を浮き上がらせる。演出まではいきませんが効果的なスポットライト。光りを戻して第2部の爆発へ。昔のミュンシュのLPとかだとここでB面にひっくり返すために立ち上がった。
この日のダフクロは53分ほどだったので、第1部25分はほぼ半分の道のり。昔のLPの割り方も正しかったのかもとふと思ったり。
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また例えば、ミュートでの超高音といったことはラヴェルが積極的に音色変化を求めているからなんだろうか。ピアノ協奏曲なんかでも際どいところありますよね。
迫力ある音色変化はオーケストラを聴く醍醐味。ドライで整理尽され響きの饗宴を楽しめました。
N響の着地ポイントてドイツ風正三角形なのかな、というところがあり指揮者は最後まで手綱を締め続ける必要がありますけれど、幅広ではなく久しぶりに縦に上下に動いたサウンドを満喫できました。
おわり


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