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2761- ベートーヴェン6番、7番、ヤノフスキ、ケルン放送響、2019.11.21

2019-11-21 22:18:57 | コンサート
2019年11月21日(木) 2pm コンサートホール、オペラシティ、初台

ベートーヴェン 交響曲第6番ヘ長調Op.68田園  11-11-6+3+8

Int

ベートーヴェン 交響曲第7番イ長調Op.92  14+7-9+8

(encore)
ベートーヴェン 交響曲第8番ヘ長調Op.93第2楽章  4

マレク・ヤノフスキ 指揮 ケルン放送交響楽団


平日午後の公演。最近はこういうのがたまにある。国内オケでも割と流行ってますからね。これで夜はベルリン・フィルを聴くのでスイッチが要る。

馴染みのあり過ぎるヤノフスキがケルンと来日。ベートーヴェンの6番と7番を並べる、あまり見ないプログラミング。音の出の遅れを好まないヤノフスキらしいラッシュな快演でした。
田園の第1,2楽章はさっぱりでしたが、3楽章になってオケが目覚めて活力がでました。ケルン放送響はドライでやや埃っぽい印象がこれまであったのですが、お目覚めオケは明るくて艶やかパワフルでエネルギッシュ。心象風景が眼前に迫る演奏で、田園らしい揺らぎを越えていってしまった感があるけれども、元気もらえました。ヤノフスキの棒さばきはワーグナーでもなんでも変わらずすっきりとお見事ですね。

後半に置かれた7番。ヤノフスキ棒の真骨頂だろうね。遅れ無き音。淀みなき音。回転する律動。パワフルな猪突猛進。16型であれだけ回るとすごい迫力。オーケストラ・サウンドを聴く醍醐味。音浴びですね。まあ、これだけ迫力のあるベト7、膨らみも感じるんですね。キンキン言わず、今出ている音、しっかりと吟味されたプレイだったかと思います。
6番7番、お見事な内容でした。

アンコールは8番の第2楽章。なかなかいい流れ。6番7番ときて8番全部でもよかったかなと、贅沢なわがまま。順序としては合っていそうだ。

ヤノフスキのレベルハイなバトンテクニック、信念や主張、考えがそのまま乗り移っているようで、このような棒はなかなか見られない。あらためて凄さを実感しました。ありがとうございました。
おわり










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