ニューヨーク・フィルハーモニックの2008-2009シーズンも大詰め。マゼールの勇退の時期が近づいてきました。
でも、その前に、クラリネット首席のスタンリー・ドラッカーがソロを吹くようです。お得意のコープランドです。3回公演が全部ソールドアウト。
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2009年
6月4日(木)
6月6日(土)
6月9日(火)
エイヴリー・フィッシャー・ホール
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バッハ/ブランデンブルク協奏曲第4番
ハイドン/トランペット協奏曲
トランペット、フィリップ・スミス
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コープランド/クラリネット協奏曲
クラリネット、スタンリー・ドラッカー
ラヴェル/ボレロ
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ローリン・マゼール指揮
ニューヨーク・フィルハーモニックnyp
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スタンリー・ドラッカーがnypにはいったのは19才のとき。このとき既に三つの団体を経験していたわけだが、今ならこの年齢驚きもしないかもしれない。
でも19才のときっていつ?
それは1948年。
昭和だと23年。
戦争終わって3年。。
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1948年にnypに入団し、いまだ現役、そしてプリンシパル。
入団61年。お歳は?推して知るべし。。推すまでもないか。
前回の来日の際は、追っかけ、サインねだりを懸念したのか、楽屋から雲隠れ、となってしまったが。さぞかし、その走る姿も颯爽としていた。(ことだろう)
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以前、シカゴ交響楽団のアドルフ・ハーセスも82~83才の頃、オケ団員として来日したことがあったが、まぁ、たまに吹くだけだったね。
あと、前々回の来日の時と記憶するが、ドレスデン・シュターツカペレのペーター・ダムもなんだか、たまに朝顔を上げたり下げたりするだけで、あれ本当に吹いていたのかな。あの時はまだ60代だったはず。
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それに比べれば、ドラッカーは、バンバン頑張っている。演奏の方は聴いてみないとわからないが、ソールドアウトになっているようなので河童のお皿の念力で潜入するしかない。
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このプログラムでは、フィリップ・スミスのトランペットも聴ける。
フィリップがnypにはいったのは1978年なのでこれまた結構長い。この前年の1977年、シカゴ交響楽団が初めて来日した時、彼はこのオケであのマーラーの第5番のトランペットを吹いていた。(もちろんトップではない。あの頃はハーセスの全盛期だろうね。)
今回のハイドンは、昔聴いた。ここ。
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スタンリー・ドラッカーのことは以前何度か書いてますが、これなんかどうですか。