河童メソッド。極度の美化は滅亡をまねく。心にばい菌を。

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OCNから2014/12引越。タイトルや本文が途中で切れているものがあります。

1551- バービイ・ヤール、ヘスス・ロペス=コボス、都響2013.11.28

2013-11-28 23:49:41 | インポート

2013-2014シーズン聴いたコンサート観たオペラはこちらから
2013-2014シーズン
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2013年11月28日(木)7:00pm サントリー
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トゥリーナ 闘牛士の祈り(弦楽合奏版)
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ラヴェル スペイン狂詩曲
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ショスタコーヴィッチ 交響曲第13番「バービイ・ヤール」
 バス、ニコライ・ディデンコ
 男声合唱:二期会合唱団
 14′ 7′ 12′ 12′ 13′
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ヘスス・ロペス=コボス 指揮
東京都交響楽団
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コボスの人気は日本では冴えないが、日本での初リング、シンシナティとのハイレベルなCDなど実力は人気の10倍ぐらい。マーラーの3番のアメリカ初演を行なったシンシナティ響との、そのマーラー3番、テラークのむき出しのトロンボーンの音を克明にとらえたテラークの録音ともども印象が深い。
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コボスのバービイ・ヤール、なんで一晩だけなの?という贅沢な不満が出てきてもおかしくない。都響の一晩だけの演奏会スタイル、なんとかなりませんかね。
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バービイ・ヤール、しびれました!!
第1楽章のムソルグスキー的な叫び、第2楽章の典型的なショスタコーヴィッチ・スタイル。これらの対比が素晴らしく明快。ブラス、太鼓、バスの合唱、この3つの縁取りが素晴らしい。
独唱バスはそれほど強調されない。レイフェルクスの圧倒的な独唱が以前、ありましたけれど、歌い手もさることながら指揮者の方向方針がだいぶ異なる。
第5楽章は、15番が間近と思わせてくれる。
全般に深刻モードはあまりなく、都響のツルツルしたサウンドが流れていく。むしろ絶対音楽のように聴こえる。コボスは局所の深彫りはせず音楽は停滞しない。独唱合唱つきでありながらシンフォニーとしてのイレギュラー感を持たせないし、かといって深刻なシンフォニーでもない。よく流れて妙に暗くない。照らされた明るさの様なものが舞台を包む。ですので、この曲の印象としてはそれぞれ感想があるかとも思われます。
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前半のスペイン狂詩曲、素晴らしい、指揮者の指示がいきとどいている。ダイナミックレンジ、音色バリエーション、いろいろ楽しめました。
ありがとうございました。
おわり


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