河童メソッド。極度の美化は滅亡をまねく。心にばい菌を。

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1552- マルシュナー、ウェーバー、ワーグナー、クリストフ・ウルリヒ・マイヤー、新日フィル2013.11.29

2013-11-30 01:41:39 | インポート

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2013-2014シーズン
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2013年11月29日(金)7:15pm サントリー
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マルシュナー 歌劇「吸血鬼」序曲
マルシュナー 歌劇「ハンス・ハイリング」より
       ゲルトルートのモノローグ
  ゲルトルート、藤村実穂子、メゾ
ワーグナー 楽劇「トリスタンとイゾルデ」より
       前奏曲と愛の死 8′、6′
  イゾルデ、藤村実穂子、メゾ
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ウェーバー 歌劇「オイリアンテ」序曲
ワーグナー 舞台神聖祝典劇「パルジファル」組曲
  クンドリ、藤村実穂子、メゾ
  前奏曲11′第1幕(バンダ付き)5′
  第2幕6′、6′
  第3幕5′、12′
  第1幕3′
  第3幕3′
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クリストフ・ウルリヒ・マイヤー指揮
新日本フィルハーモニー交響楽団
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お初の指揮者です。はじめまして。
最近あまり見かけない棒で、早い話が外見などどうでもよくてただひたすら音楽に奉仕していること自体が生きる道、もっというと日本で演奏することなんかもどうでもよくて眼中にない。かっている藤村さんがすすめるので来てみて振ったよ、そんな感じですね。劇場で棒を持って生まれてきたと言えよう。
10分の1速にするとクナッパーツブッシュの様な棒だな。
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それにしても長いプログラムだ。ご本人はもっと振らせてほしいのだろうね、きっと。
みんな許せばパルジファル全曲を2回でも振りそうな感じだ。
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マルシュナーの曲が冒頭2曲ならびました。が、そもそもこの作曲者の名さえ初めて見る。耳が痛くなるような曲ではなくてぶ厚い音を純粋に楽しめました。藤村さんのモノローグは慣れているようで、こなねれていて。
トリスタンはかなりの高速モード、劇場でやるときとは雰囲気が違うのかもしれない。切れ味鋭い藤村イゾルデが素晴らしい。指揮者の方は縦の線とか横の線とかあまり感心なさそうで、とにかく音楽はこうゆうふうにして流れていくのだよ、と言っている。
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これで後半のパルジファル組曲でお腹いっぱいになるはずだが、なんと後半一曲目にオイリアンテの序曲を置く。そしてパルジファル組曲へ。なんとも贅沢な一晩です。
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藤村の歌は第2幕の2つのシーン。場面転換の音楽は最後にもう一度、計2か所となるのでプログラム記述は誤りと思われる。
指揮者自身の編曲によるもので、構成は上記のプログラムに書いたタイミングのところをご覧ください。
第1幕にはバンダが出ます。全体にパルジファルの壮麗でロマンチックな雰囲気が良く出ている。情に流される部分。
私の定席は舞台に近いのでリアルに見えるのです、藤村さんの右手。
歌のコツとか、譜面全部覚えといったあたりの秘密はもしかしてあの右手にあるのかなと思えなくもない。右手を下向きに開いて上から蛇口を回すような感じ、指の一本ずつが、なにかピアノを弾く感じ、そうとうな圧力で空気を握り回しています。あのモーション、なにか秘密ありそうだ。
冷たい火のクンドリですが、理知的な歌で満足。
指揮者のマイヤーはバイロイトは一回だけのようですが、これからたくさん世に出てくると思われます。
おわり


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