河童メソッド。極度の美化は滅亡をまねく。心にばい菌を。

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OCNから2014/12引越。タイトルや本文が途中で切れているものがあります。

2749- 阪田知樹ピアノリサイタル、横浜18区コンサート、2019.10.22

2019-10-22 22:36:05 | リサイタル
2019年10月22日(火) 2pm-3:15pm フィリアホール

ラフマニノフ 楽興の時 Op.16より第5番 変ニ長調  3
ラフマニノフ 楽興の時 Op.16より第2番 変ホ短調  4

リスト 3つの演奏会用練習曲S.144/R.5より 第2曲 「軽やかさ」  5

ショパン ノクターン 第16番 変ホ長調 Op.55-2  5
ショパン バラード 第1番 ト短調 Op.23      9


ベートーヴェン ピアノ・ソナタ第31番 変イ長調 op.110  6-2-13

(encore)
シューマン/リスト 献呈  3

ピアノ、阪田知樹

トーク司会、岩崎里依


横浜音祭り2019 横浜18区コンサート

阪田さんのベトソナを聴きたくてうかがいました。阪田さんを聴くのはこれで3回目。
休憩の無い1時間余りのリサイタルでしたが、トーク共々、充実した内容でした。

好物の31番。1,2楽章は思いの外、軽めのタッチでまるでエチュードのような趣きでサッと過ぎる。ベートーヴェンもなんだか、それでいいと言っているようだ。線ですね。
終楽章、やや込めた形になったフーガ、そして2回目の嘆きの後のコラールから盛り上がりを魅せたプレイ、それまでの線が絡み合い、この曲、いったいどうやって締めくくるんだろうとエキサイトする中、ベートーヴェンの離れ業的解決をものの見事に示してくれた。見事だ。ため息が出る。素晴らしい作品、それに演奏。


初めにラフマニノフを2曲、そのあと10分ほどトーク、なかなか興味深かった。割と一心不乱にしゃべるんだが、内容は、要は、作曲家の事、作品の事、演奏の事、こういったことばかりをしゃべり尽す。余計なおひれはひれがまるで無い。自身のピアノの事に集中している日々なのだろうと強く感じた。今の彼の充実度をよく物語っていると思う。

さりげなくもうならせてくれるコンセントレーション高いリスト。それにショパン、わけてもバラ1、聴き惚れました。
それとアンコールの献呈、こう、なんだか、濃い空気が場に充満してくる。素晴らしく冴えたパフォーム、唸るばかりなり。

充実の1時間15分でした。ありがとうございました。
おわり





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