河童メソッド。極度の美化は滅亡をまねく。心にばい菌を。

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OCNから2014/12引越。タイトルや本文が途中で切れているものがあります。

2036- 3曲、デュトワ、N響、2015.12.16

2015-12-17 16:55:23 | コンサート・オペラ

2015年12月16日(水) 7:00pm サントリー

コダーイ ガランタ舞曲  17′
バルトーク 中国の不思議な役人、組曲  19′
Int
サン・サーンス 交響曲第3番ハ長調  11+10′、8+7′

シャルル・デュトワ 指揮 NHK交響楽団


この12月、デュトワはサロメ、マーラー3番と名演奏が続きました。締めはお得意の3曲構成のプログラム。
プレイヤーのほうは名演奏後の燃え尽き症候群が少し見られましたけれど、デュトワの棒はそうとうに厳しいものなのでしょう、ここにきて少し緊張の糸が少し緩んだのかもしれませんね。

それにしてもエネルギッシュな棒です。高年齢ものともせず上下移動が大きいわかりやすい棒。コダーイのダイナミックな色彩感もさることながら、マンダリンが後半にかけてまるでハルサイのような具合になっていくのが凄い迫力。ずっーとオーケストラを押していく、このドライブがやっぱり並の指揮者ではないとあらためて感じます。
緊張で張りつめていた前2週のオケ、快活さがだんだんと戻ってきます。やっぱりプレイしているのが一番、そんな雰囲気が出てきました。

サン・サーンスはその精神的アンプリチュードが安定した演奏と、手に取るようにわかる。
オーボエ青山さんは茂木さんよりもビブラートが濃く、個人的にはこちらが好みです。
この曲は各楽章2部構成でその違いというか輪郭がよくわかる演奏で、弦の落ち着いたアダージョ、ダイナミックなブラスセクション、自在な緩急、よく整理された演奏でお見事でした。

サン・サーンスのホルンの出番は3番4番がメインですので、プリンシパルはコダーイの冒頭、あすこに焦点を置いた吹きになったのでしょうか。

いい演奏会でした。
ありがとうございました。
おわり


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