カパコ
「きょうなんだか調子が悪いの。風邪かもしれない。」
カパオ
「昨日のブル4で燃えきらなかったからね。そのあとが大変だったせいかもしれない。大丈夫かい。」
カパコ
「きょうの演奏会はキャンセルしたいんだけど。」
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ニューイヤーコンサート
2008年1月13日(日)2:00pm
サントリーホール
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スメタナ/我が祖国 全曲
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イルジー・コウト指揮
プラハ交響楽団
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カパオ
「ちょっとコンサートが続いたからね。無理しなくていよ。」
カパコ
「ありがと。」
カパオ
「ニューイヤーコンサートに一人で行くのもどうかと思うし、ちょっとサントリーホールまで行ってチケット売りさばいてくる。」
カパコ
「それは名案だわ。でもチケット、招待券でしょう。」
カパオ
「招待券は一枚で、残り一枚は12,000円払っているんだ。」
カパコ
「そう、それなら大変ね。現地で売りさばいたほうがいい。風邪が治ったらその12,000円でなにかうまいものでも食べようよ。」
カパオ
「了解。じゃ、行ってくるね。」
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カパオ
「チケット2枚余っているんですけど、いりませんか。」
ボックスオフィスに並んでいるおばさん達(OB)
「いるわ、でも一枚でいいの。」
カパオ
「じゃ、おばさん達二人に一枚ずつゆずるね。」
OB
「ところで、おいくらですか?」
カパオ
「(おまえら、金持ちおばさんだろ、けちるなよ)そうですね、一枚は招待券ですので、半額ずつでいいですよ。」
OB
「それじゃ、6,000円ずつ。安かったわね。」
カパオ
「極上シートですよ。楽しんでください。」
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カパコ
「収穫はどうだったの」
カパオ
「僕は人(カッパ)がいいからね。払った金額だけもらっといたよ。」
カパコ
「なんだか、体調もどってきたみたい。」
カパオ
「何か食べたくなると、調子が戻るみたいだね。」
カパコ
「そんなことないわよ。コンサートもいいけど、たまには銀ブラでもしたいわ。」
カパオ
「じゃ、ちょっとブラブラして、去年の11月に銀座に出来たレサシエルにでもよろうか。」
カパコ
「なんか楽しそうね。風邪、飛んで行ってしまったみたい。。」
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