2012-2013シーズン聴いたコンサート観たオペラはこちらから
2012-2013シーズン
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2013年7月19日(金)7:00pm サントリー
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ムソルグスキー ホヴァンシチーナ、前奏曲
ショスタコーヴィッチ ヴァイオリン協奏曲第2番
ヴァイオリン、ジュリアン・ラクリン
(アンコール)バッハ
無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番より、サラバンド
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ショスタコーヴィッチ 交響曲第5番
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ヒュー・ウルフ 指揮 読売日本交響楽団
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このヴァイオリン協奏曲はなにがなんだかさっぱりわからないのです。ただこうゆうふうに作曲年で並べると少し風通しがよくなりそう。
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SQ11-1966
VCcon2-1966
Vcon2-1967 ●
SQ12-1968
SYM14-1969
SQ13-1970
SYM15-1971
SQ14-1973
SQ15-1974
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なるほどここらあたりの年代の怪物か。ふだん聴くことはまるで、無い。ラクリンが弾くことだし予習するべきだった。なんだかもったいないものが通過してしまった気分。
手遅れなので、復習をするつもり。音源あるかな。
どうも、弾く人の前に投げ出されたような曲で、プロコフィエフの2番のピアノ協奏曲みたいな雰囲気。
演奏家の前にほっぽりなげておいて、あとは頼む、みたいな感じですね。復習あるのみ。
ラクリンがまだ青年期の頃、彼の演奏を聴いた記憶がある。曲は覚えていない。今は立派な大人だが、体躯的にはスキニーというより鍛えて締まっている感じに見える。
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【復習用音源】(内緒の音源含む)
・ジュルジ・パウク、コンドラシン指揮南西ドイツRSO.
1981.1.18ライブ
・オイストラフ、スヴェトラーノフ指揮旧ソヴィエト国立SO.
1968.8.22ライブ
・クレメル、ハイティンク指揮ウィーン・フィル
1994.7.31ライブ
・ヴェンゲロフ、ロストロポーヴィッチ指揮ロンドンSO.
1996.9TELDEC
以上.
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後半の交響曲、ほどよい速度で進む。過激ないじくりまわしはない。音楽が一番生きていたのが、第4楽章中間部ホルン・ソロが終わったあたりから、音楽が沈み込みはじめ、ぐっと溜めて、今度は逆方向に少しずつ高まりエンディングをむかえる。ここらへんの音楽の造りがよかったと思います。作曲家の影の部分が少しでも出たような雰囲気がありました。
おしなべて、第3楽章など静かな音楽が流れるあたりで音楽を聴かせてくれる。このようなスタイルもいいと思います。ウルフは、はったりのない棒でスコアに素直。
好きな指揮者の一人だが、前の晩の若者バスケスなどを聴いた後だと、多少色褪せるところも感じる。全くこちら側の感性によるものですが。
本当にたくさんの来日指揮者が行きかい印象をとどめる暇もない。
おわり