2013-2014シーズン聴いたコンサート観たオペラはこちらから。
.
2014年2月23日(日)1:00-5:10pm 東京文化会館
.
ヴェルディ作曲
デイヴィッド・マクヴィカー、プロダクション
.
ドン・カルロ
ACTⅠ25′
ACTⅡScene1 18′ Scene2 46′
ACTⅢScene1 16′ Scene2 21′
Int 25′
ACTⅣScene1 40′ Scene2 18′
ACTⅤ23′
.
キャスト(in order of appearance)
.
エリザベッタ 横山恵子 (安藤赴美子キャンセル)
ドン・カルロ 山本耕平
テバルド 青木エマ
レルマ伯爵 木下紀章
ロドリーゴ 上江隼人
エボリ公女 清水華澄
フィリッポ二世 ジョン ハオ
宗教裁判長 加藤宏隆
.
6人の代議士 岩田健志 勝村大城 佐藤 望
野村光洋 門間信樹 湯澤直幹
天よりの声 全 詠玉
修道士 倉本晋児
.
二期会合唱団
ガブリエーレ・フェッロ 指揮
東京都交響楽団
.
●
2014.2.19(キャスト1)、2014.2.22(キャスト1)を聴いて、この日はキャスト2による公演。全体では千秋楽となる。
キャスト2ではエリザベッタを歌うはずの安藤が風邪のためキャンセルし横山が歌った。したがって自分が見たドン・カルロのエリザベッタは全て横山。
キャンセルした安藤はキャスト2の初日(2014.2.20)は歌っているので、そのあと風邪をひいたんでしょうね。
.
2月19日(水) キャスト1 聴衆
2月20日(木) キャスト2
2月22日(土) キャスト1 聴衆
2月23日(日) キャスト2 聴衆 横山 replaced 安藤
.
●
キャスト2は初めて見ましたが、タイトルロールが今一つ声が小さいというか前に出てこないということはあったものの、他はおしなべてそろっており全体としては好演でした。
オーケストラが歌をサポートしているのも大きい。高レベルの演奏が本来の美しい伴奏となっており歌い手たちを押していたと思います。
この日のタイトルロールはナイーヴであり、ドラマチックな表現が出てこない。流れに乗っていくような滑らかさはあるが、メリハリある歌となっておらず、最初はこれはこれでいいなぁ、と思ったものの時間の経過とともにつまらなくなってしまった。
ちりばめられた役どころたちの歌をしっかり聴いて、あらためてこのオペラの神髄に浸ることに。
.
自分としても立て続けに3回目ですので、肩の力を抜いてリラックスして観ることができました。全体の感想は前2回とだいたい同じです。
.
舞台は最初から最後までほぼ同じで、これについてはちょっと変化が欲しいなと思いました。細かい変化はあるものの同じ創りで、どっか一か所でも深層心理を突いたようなびっくりするような亀裂舞台の動きを観たい気もした。始終ある棺桶か墓石のようなもの、あれをもっと有効活用できないかなとも思いました。
このロングな5幕が緊張の糸が切れずに保てたのはオーケストラの功績が大きいですね。もちろん振り慣れた指揮者の功績も。
おわり