河童メソッド。極度の美化は滅亡をまねく。心にばい菌を。

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2206- スラヴ行進曲、グラズノフVn協、グルズマン、花火、春の祭典、ヴェデルニコフ、N響、2016.10.15

2016-10-15 22:02:49 | コンサート

2016年10月15日(土) 6:00-7:45pm NHKホール

チャイコフスキー スラヴ行進曲  10′

グラズノフ ヴァイオリン協奏曲イ短調  19′
 ヴァイオリン、ワディム・グルズマン
(encore)
バッハ パルティータ第2番ニ短調 サラバンド 4′

Int

ストラヴィンスキー 花火  3′

ストラヴィンスキー 春の祭典  16′18′

アレクサンドル・ヴェデルニコフ 指揮 NHK交響楽団


かなり久しぶりに聴くスラヴ行進曲、前の席なのでよくわかるのですが、N響の音の出のあまりの遅さにヴェデルニコフが少し戸惑っているように見える。反応が単に鈍いだけの遅さではないだけにやりにくいなぁ、と思っているのかどうかはわかりませんけれども、これはこのオケの特性として自分のものとしていかないとダメなんだろうなぁ。そんな感じですね。
ブラスセクションのレスポンスの遅さは際立っており、とても行進曲とはいえない。シンフォニックな演奏。N響による行進曲はだいたいこんな感じで縦に進む。
このような味わいも悪くはないと、最後には思ってしまいます。

グラズノフのヴァイオリン協奏曲は波風が立たない作品で、自分としては今ひとつ良さがわからない。

後半のハルサイ、ヴェデルニコフはアルチザン風味があるのかしら。自然な振りで変則バーをまるで感じさせない。ロシアの指揮者はハルサイを特に変則拍子の曲とは思っておらず、自然の踊りなのだ、といった文章をどこかで読んだことがあるが、それを思い出しました。バレエ音楽にアルチザン的な一脈を多く感じさせてくれそうな気配はありますね。
たまに一心不乱になったり、ディテールの情感を出してくれたりと、まぁ、余裕の振りです。オケのほうも少し前に出るようになった気がします。ズがでてしばらくしてからシーン、ズ・シーンのスラヴ行進曲ではなくて、バシャバシャきてくれました。こちらのほうがはるかに活気のある演奏で聴き応えありました。
おわり


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