河童メソッド。極度の美化は滅亡をまねく。心にばい菌を。

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OCNから2014/12引越。タイトルや本文が途中で切れているものがあります。

2612- 火の鳥、チャイコフスキーPC1、ジルベルシュタイン、チャイコフスキー5番、マリウス・ストラヴィンスキー、ロシア国立響、2018.9.18

2018-09-18 23:07:15 | コンサート

2018年9月18日(火) 7:00-9:30pm 大ホール、武蔵野市民文化会館

ストラヴィンスキー 火の鳥1919  21

チャイコフスキー ピアノ協奏曲第1番変ロ短調op.23  21-7+7
 ピアノ、リリヤ・ジルベルシュタイン

Int

チャイコフスキー 交響曲第5番ホ短調op.64  15-12-6+12

(encore)
チャイコフスキー 白鳥の湖 より、マズルカ

マリウス・ストラヴィンスキー 指揮 スヴェトラーノフ記念ロシア国立交響楽団


昔のソ連の音ではなくなっていて、また、ベースをブイブイ鳴らすわけでもなくて、洗練された音なれど道半ば、指揮者次第でスタイリッシュなオーケストラに舵取りもできそうだ。いわゆるインターナショナルなあたりを目指しているのかどうかはわからないものの、現代においては、磨き度はデフォといった感じもあるので、底上げされた今の姿なのだろう。

チャイコフスキー大曲2本の前にストラヴィンスキーを置いている。
オーケストラは明るい音色。指揮のマリウスはしごく丁寧なもので、一音ずつきっちりとしたフレーズづくり。白眉は終曲の頭、ホルンソロのところ、ミュートつけてかつ超ピアニシモ、ほとんど聴こえない入り。あれにはびっくり。楽器の強弱バランスをこれまで聴いたことが無いような具合にするところがあって、そこは、スヴェトラーノフを思い出しました。
総じて、マリウスは爆奏型の流れを作るタイプというよりも、火の鳥のフルヴァージョンのような作品を隅々まで正確に、静謐に造形を練り上げていく指揮者ですね。


リリヤのチャイコンはルーチンワーク的レパートリーに少し気持ちが疲弊している様に見受けられるところもあった。名曲名演をずーーーとやり続けなければならないのは大変なエネルギーでしょう。音にツヤがあるものの少し重め。聴かせどころはさすがにツボによくはまり、いい歌い口。概ね楽しめました。


チャイ5は聴き過ぎているので、よっぽどハッとすることでもない限りハッとしない。
付き合わされている感じは無くて、マリウスの語り口はサラッとした中に、よくコントロールされた音の運び。
14型。女性は弦に19人とフルートプリンシパルの計20人で、ウィンド、ブラス合わせて女性1名というのは今では珍しいですね。
おわり


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