2018年3月8日(木) 7:00-9:30pm ミューザ川崎
ブリテン ピーター・グライムズより4つの間奏曲op.33a、パッサカリアop.33b
夜明け、日曜の朝、月光、パッサカリア、嵐 4+3+4+7-5
チャイコフスキー ヴァイオリン協奏曲ニ長調op.35 19-6+11
ヴァイオリン、アリーナ・ポゴストキーナ
(オケ伴奏付きencore)
チャイコフスキー(グラズノフ編) 「なつかしい土地の思い出」よりメロディ 4
Int
ブラームス 交響曲第1番ハ短調op.68 14-8-5+22
(encore)
シベリウス ペレアスとメリザンドより間奏曲 3
サカリ・オラモ 指揮 BBC交響楽団
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コンマスの登場前にチューニングを済ませるやり方で、コンマスはさながら副指揮者といった趣きですね。コンマス登場、そのまま座り、指揮者登場。
ブリテンPG4にパッサカリアも加えるやり方で、ここはひとつ自分の名前が刻印されているピースを挟もうと思ったのかどうか、神のみぞ知るのオラモ氏。
ということでそのPG5ピースはわだかまりの無い、こだわりも無い、スッキリとしたもので、ドラマ性を浮かび上がらせることも無く、かといって滑らかなものでもない。音の粒立ちよく、引き締まった演奏はシャープ、結局のところ彼の地の中庸な雰囲気が漂っている。
5ピースになるとかなり大規模なものになり、PGオペラの全容をまた観たくなります。暗い中に日常のダイナミックなドラマを感じさせるオペラ。
ティンパニの味が濃かったですね。強弱や撫でるやり方が色々と沢山の種類有るのだなあと。
次のチャイコンは代役の様でした。
キャンセルした方と同じく女性奏者。見た目はスポーティー、鍛え上げているように見える。
やや細めの音でしっかりと出てくる音、進むにつれて自分の中に入っていく様な気配も感じられた。
オケのきっちりとしたプレイ、粒立ちの良さはこの伴奏でも際立っていましたね。手抜き工事ゼロの完成度高いオケ伴でした。
ブラ1は曲の良さを前面に、殊更絞り込んでいる風ではなく端正で折り目のついた佳演。別の曲を聴きたかったという思いも残し。
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ステージが遠い3階席正面でもA席。危惧されたが音はよく飛んできた。
それから、冠の東芝、今時プログラムが1500円。買う人があまりいないと見えて、苦肉の策か、CD買えばサインもらえる、それに付け加え、プログラム買えばサインもらえる。なんとも珍妙なことをやっていました。何を考えているんでしょうね。
おわり