河童メソッド。極度の美化は滅亡をまねく。心にばい菌を。

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OCNから2014/12引越。タイトルや本文が途中で切れているものがあります。

若杉ドレスデン 1989-2

2007-01-24 22:54:00 | 音楽

この年、

ドレスデン・シュターツカペレ

Staatskapelle Dresden

が来日した。

指揮者は常任の若杉弘である。

快挙だと思うのだが、オペラ公演なし。

演奏会だけだったのであまりぱっとしなかった記憶がある。

43日から16日までの12回公演。

45日の公演に出かけた。

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198945()

7:00pm

サントリー・ホール

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シュトラウス生誕125周年記念

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シュトラウス/ドン・ファン

シュトラウス/4つの最後の歌

ブラームス/交響曲第4

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エディット・マティス、ソプラノ

若杉弘 指揮

ドレスデン・シュターツカペレ

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お目当ては当然、4つの最後の歌。

この驚異的に美しい曲をマティスの歌で、そしてこのオケ・トップのペーター・ダムのホルンソロが、たとえワンフレーズでもその美音を聴かせてくれるなら、もう、言うこと無し。

極上の音楽を極上の演奏で。

4つの最後の歌よりも美しい曲がこの世にあるものか。

この異常に美しい歌は是非、みなさんも聴いてほしい。

おすすめの一品 イーグレン

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ということで、全てのことがほぼ忘れかかっているが、このドレスデンといつも対になって想起するのが、オトマール・スイトナー&ベルリン・シュターツカペレ。

この黒光りするビロードのようなサウンドをもつオケもなにしろ極上。

違いは何か。ドレスデンの方が少しほこりっぽい、感じ。

ドレスデンにいぶし銀のような音、と宣伝されても実感がわかない。むしろベルリンにその感が強い。ドレスデンは直情的ではなく機能的だと思う。

腕はおんなじぐらいだ。

当夜のブラ4は、あまり彫が深くなく、撫でるような感じだった。

別の夜のプログラムは、モーツァルト29番、マーラー4番、というものであり、両方聴いてはじめて振幅の度合いが理解できたのかもしれない。

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結局、この若杉とドレスデンの組み合わせ、そんなに話題になることもなく通り過ぎたようだ。

なぜだかわからない。

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