一カ月ぶりぐらいに渋谷の塔レコにCDを買い漁りに行った。ヴァン・クライバーン・コンクールで優勝した辻井のCDや、何故か村上春樹の1Q84の上下本、それに便乗のヤナーチェックのCD、これはジョージ・セルのクリーヴランド管弦楽団のもの。それらが入口のところに並べてある。
辻井のCDはソロもの、CDとDVDが一緒になったものの2種類で、「DVDのついてないCDだけのラフマニノフの協奏曲第2番がないか」と尋ねたら、そのようなものはないとのこと。あれが企画なのかどうか知らないけれど個人的にはDVDは余計だと思う。
1Q84というブレイク本自体は音楽は関係ないと思うがヤナーチェクがらみの商魂?
塔レコはもともと音楽関連の本を多く並べているので違和感はない。が、村上春樹の本というのは一冊も読んだことがないので、見てもいいかなと思ったりしたが別にそれが今である必要はないのでスルー。ヤナーチェックのCDですが、まるで多量のストックが倉庫から出てきたような感じでしたが、セル&クリーヴランドの演奏は大変素晴らしいもので、これはおすすめ。ただ、LPのときもそうでしたが、淡い白傾向の色のジャケで印象が薄くなる。ソニーが次に再発するときはもう少し派手系な色合いがいいかもしれない。あの(クラシックにしては)バカでかいフロアでどうしても白いジャケットは見逃しがちになる。
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それで、また多量に買ったわけですが、価格ブレイクは今も継続して健在。
写真の上が、ブルックナー交響曲全部とテ・デウムの11枚もので1,790円
下が、ルイジの棒ドレスデンによるシュトラウス1枚もので2,940円。これはSACDではありますが。。
値段の基準はお店に任せ、その演奏の価値は我ら聴く側に任せてもらえる。これはこれでいいのではないか。
パテルノストロというちょっと風変わりな名前ですが、以前は日本に来て棒を振ったこともあります。このブログでも何度か取り上げてます。昔の演奏会のことをまだ全部書いているわけでありませんので一つだけ。20年前にシモン・ボッカネグラを振ってます。ここ
ルイージは今は立派な地位にありますが、そんなに昔でもないのですが、ルチア・アリベルティなどイタリア・オペラ・アリアの饗宴の伴奏指揮で来たこともありました。サインをせがむまでもなく他の歌い手に混ざって一枚の色紙に名を書いてもらったのを覚えてます。
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ブルックナー/交響曲全集+テ・デウム
(交響曲第0,1,2,3,4,5,6,7,8,9番)
ロベルト・パテルノストロ指揮
ビュルテンベルク・フィル
11枚で1,790円でした。
*ライナーノーツなし。
プラケースではなく厚での紙に一枚ずつはいっている。録音データはそれぞれの紙ケースの裏側に書いてある。全部ライブ収録。1997年から2006年の収録で気の長い全集ではある。外紙箱付き。
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シュトラウス/英雄の生涯
シュトラウス/メタモルフォーゼン
ファビオ・ルイジ指揮
シュターツカペレ・ドレスデン
2,940円でした。
*こちらは文句のつけようのないブックレット。
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中身は聴いてのお楽しみですね。