11月、来日オーケストラ・ラッシュはピークをむかえたが、12月になると一服する。
自国での演奏会が本格化するからだ。
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この11月末、残念なことにまた目玉公演がバッティングしてしまった。
11月26日(月)は、ドレスデン国立歌劇場の上演するサロメと、マーカル率いるチェコ・フィルのマーラー3番がかちあってしまった。
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サロメの公演回数が2回しかなくこのような事態になったのであるが、それならばマーラー3番は1回しかやっていないではないか、ということになるが、厳密には、マーラーの3番は東京と京都で1回ずつ、計2回演奏されてはいるのだが、いずれにしても、オペラ公演の場合、その演目数からいって1回ということはあまりなく、また最低でも2回、4~5回は上演してほしいものだ。
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ドレスデンはバレンボイムの指揮するベルリン・シュターツカペレの精力的な公演を見習ってほしいものだ。
26年ぶりの来日公演というにはあまり力のはいっていない公演旅行だったような気がする。
指揮者が、変更になったり、変更といっても当初の予定指揮者から音楽監督に変ったのに、主催者は、申し訳ありませんという。
普通に考えれば、
うれしいニュースです。音楽監督が棒をとることになりました。
といってしかるべきではないか。
ハイレベルな公演であったにもかかわらず、なんとなく煮え切らないところが残る来日公演であった。
それで、この日はどっちを観に行ったのかしら。またあとでブログにアップします。
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