2018年5月4日(金) 9:15-10:15pm 東京国際フォーラムA
ウェーベルン 弦楽四重奏のための緩徐楽章 9
ベートーヴェン ピアノ協奏曲第4番ト長調Op.58 19-5+10
(encore)
ブラームス 三つの間奏曲Op.117-1 第1番変ホ長調 5
ラルス・フォークト、ピアノ&指揮 ロイヤル・ノーザン・シンフォニア
●
ほんの1時間前にエル=バシャのピアノを聴いて、今度はラルス・フォークト、まことに贅沢なラインナップ。そして水をさすひどいホール。この必聴公演もバカでかい5000人ホールで。人間の補正回路を最大限駆使して聴く。
フォークトは指揮もするので、1曲目のウェーベルンを聴けたのは良かった。指揮振りは明確なメリハリを求めるもの。オケのレスポンス、切れ味はホールの事もありなかなか厳しいが、ウェーベルンの呼吸を感じさせるなかなかのテイスト。伸縮も自在。充実の弦楽合奏でした。
聴衆は1階の中央より前が埋まっており、ほかはエンプティ、ホールは他にもバリエーションがあるので、来年もこのお祭りを続けるのならもっと考えてほしいものです。
弾き振りのPC4、パッションと理性が即興的に絡み合う終楽章が特に鮮やか。ビューティフル・プレイ。中間楽章は速めでスッキリ、サッパリしていて、その流れでの終楽章でしたね。聴きごたえのある演奏でした。
それにしても椅子が高い、座って掛けてつま先立っての弾き。
PC4での弾き振りとウェーベルンでの振りの出の打点が心持ち違う気がした。
●
この公演は本日の最終公演。ケフェレックさんが近席におりまして、明日朝10時から彼女の演奏があるので、まあ、余計な心配だろうね、文字通り朝飯前なんだろう。
先達ての上岡NJP共演のモツコン24のときのアンコールのヘンデルが演目に入っていて、それも聴きのがせない。
今日はこれでみなさん、おやすみなさい
おわり
LFJ2018-M216