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1983-1984シーズンのことを書いてます。
今日は、当時のマナー、エチケットに関する注意事項から。。
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おしゃべり
ステージの上で演じられていることに全集中力を傾ける気持ちになれないときは、家にいろ。
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ハミング、歌、指や足を動かす
演奏者はお前ら聴衆のヘルプはいらねえんだよ。(指揮者がちゃんといるんだから)
まわりの聴衆は静けさを求めている。足の先で拍子をとるな、とるなら靴の中でとれ。そうすればまわりの多くのいらだちを防げるし、靴にもいい刺激だ。
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プログラムをガサガサやるんじゃねぇ。
ページめくりでせわしない連中はいい聴き手とは言えない。まわりの気も散るし。
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ほかの聴衆の耳もとでガムをクチャクチャするんじゃねぇ。
この騒音は全く不快だ。紳士淑女でもクチャクチャ連中がいたりしてとんでもねぇ。
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時間を刻む音がする腕時計、ジャラジャラ音をたてる飾り物。
この手の所有者は免疫があり平気、でも余計なパーカッションは邪魔なんだよ。
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セロファンでくるんである飴を開けてなめるんじゃねぇ。
この音はおしゃべりの次に重大な問題だ。のどが悪くてどうしてもなめたいなら幕間とかそんなタイミングであけろ。
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財布、小物入れの開け閉め。
この問題は普通女性だけのものだった。でも最近では男もおんなじだ。財布、小物入れ、オペラグラスケースは演奏の間は開けておけ。
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退屈のため息
まわりの聴衆がもしかしてエクスタシーを感じているかもしれないのに、つまらんため息はだすもんじゃねぇ。
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読む。
バレエとか演劇だと暗すぎてプログラムを読むことはできないけれど、コンサートではちょうどいい明るさ加減だ。読むんだったら演奏の前後とかにしろ。まぁ、それでも眠りこけていびきをしている連中よりはましだ。
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遅れてきた聴衆、早めに帰る聴衆
遅れてきた聴衆が席を要求するなんてあまいんだよ。ほとんどの演奏はちゃんとスケジュールされているんだから、もうちょっと努力してちゃんと来い。
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などなど、いまでも問題は同じ。
当時の注意事項でないものは携帯の音ぐらいか。
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最近、日本でも前かがみ、前傾姿勢の聴衆に対する注意がようやく目立つようになってきた。特にオペラでは座席に角度がつくので、前かがみにされると視界が半減する場合がある。
この連中、性格的に、自分を他人の目で見れない人が多く、ひとのふりみてわがみをただす、なんて美しい日本語は彼らの辞書には載っていない。
こいつらに一番の効き目ある良薬は、後ろに座った聴衆がプログラムを丸めて頭をポカンと思いっきりたたくこと。
河童はこれに似たようなことはしたことがあるらしい。前かがみになっているので前かがみにならないと叩けないんだなぁ。これが。。
欧米のオペラハウスではこのような姿勢をとらないのは常識だが、日本人のようにやせていて簡単におなかがまがるような連中が、観たこともないオペラをへたにみたりするとこのような姿勢をとる。後ろのことなんてこれっぽっちも考えない。旅の恥はかき捨て?
おわり
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