幹事クリタのコーカイブログ

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異例の霧島vs熱海富士

2023-11-24 23:59:47 | 大相撲
 昨日の僕の予想が少し外れました。2敗の霧島と熱海富士が勝ち、3敗の琴ノ若と一山本が負けてしまいました。それでも普通なら残り2日間あるのですから4敗の力士までは可能性がゼロではないのですが、14日目に大関霧島と前頭8枚目の熱海富士の異例の対戦が組まれたため、どちらかは3敗までしかしないことが決定。4敗勢の優勝の可能性がなくなってしまいました。

 通常なら千秋楽でしかやらない13日目打ち出し後の14日目の割の決定。大関同士の対決を外された豊昇龍にしてみれば屈辱ですが5敗目を喫した以上仕方ありません、興行的に考えても優勝争いでトップを並走する2人の直接対決がないのは面白くありません。これは相撲協会のファインプレーでしょう。

 霧島は今場所優勝すれば来場所は綱取り場所になります。押し相撲の貴景勝や強引な取り口が目立つ豊昇龍に比べて、組んでも離れても自在に相撲が取れる霧島は大関3人の中で一番安定感があります。今日で年間最多勝争いでもトップに立ちました。このチャンスは絶対に逃したくないことでしょう。

 熱海富士はやはり先場所の優勝争いをした経験が生きているようです。硬さがなく、実に安定した強い相撲を見せています。21歳で現在の前頭8枚目が自己最高位ですが、先場所と今場所の強さはすでに三役クラスではないかと思います。素質は以前に北の富士が「相撲界の大谷」と評したほど周囲からも認められていますが、経験と稽古でその素質が一気に花開いた印象です。「令和の高見盛」と言われる素直な性格でテレビに出れば今後は人気者になるでしょう。横綱が早く欲しい相撲協会としては霧島に優勝して欲しいでしょうが、新しいスターの出現を望むなら熱海富士の優勝でも良いかなという思惑もあっての14日目異例の直接対決かも知れません。
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