幹事クリタのコーカイブログ

テニスをはじめあれこれ好き勝手書いています。「幹事クリタのコーカイ日誌」のブログ版です。

万博に行きたいか?

2024-07-17 23:59:26 | 時事
 関西万博がいつから始まるかご存知でしょうか?万博のテーマは知っていますか?あの目玉がたくさんついているキャラクターの名前は?多分、多くの人がよくわかっていないのではないかと思います。万博を主に費用面から批判する声は多く聞きますが、万博を待ち遠しく思っている人なんて、どれだけいることやら。

 大阪府は学校から強制的に来場させるようにしたいみたいですが、学校側は全然乗り気じゃないとか。チケットを買っているのは付き合いで買わされている地元企業だけだとか。あれほどの支持率と得票数を誇り、吉本興業と組んで大阪のテレビ局を御用メディアにしてしまっている大阪維新の会をもってしても、地元ですら万博の評判はあまり上がらないようです。ましてや一歩関西圏を出てしまえば誰も興味がなくても仕方ありません。維新にとっても残念ですが、それに国の税金を投入されてしまう我々国民も残念。せめて維新を支持している大阪府民の税金だけで赤字補填くらいはして欲しいものです。

 関西万博がこれほど人気が冷え込んでいるのは、過去の日本人の万博好きを考えると少々異様です。日本で開催された万博は、一般博(登録博)が1970年の大阪万博と2005年の愛・地球博、特別博(認定博)が1975年沖縄海洋博、1985年つくば科学博、1990年大阪花博の3回でした。区分名は途中から変更になっているので少しややこしいですが、とにかく過去5回の万博は全て人気があって成功してきています。僕は沖縄海洋博以外の4回に行っていますが、どれも印象的で楽しかったという思い出しかありません。

 とは言え、20世紀に比べるとやはり今の時代は博覧会の意味とか価値が揺らいできています。実物に見て触れることでしか、新しいもの、未知なるものを理解できなかった時代とは違います。情報の速度も精度も大きく変化した現代において、新しいデジタル全盛時代の万博のあり方を提示しなければ、単なる古臭い見世物小屋にしかなり得ないでしょう。そういうワクワクするようなプレゼンテーションが関西万博からは伝わってきません。1970年から55年間も経て同じ大阪で開催されるのに、いつまで古い夢を見ているのかと思ってしまいます。

 「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマに2025年4月13日から10月13日まで半年間にわたり関西万博は開催されます。あの不気味なキャラクター「ミャクミャク」は歴史、伝統、文化、世界とのつながりを脈々と引き継ぐことを意味しているそうです。外国パビリオン建設が間に合うのかどうかすら、かなり怪しい状況のようですが、ふたを開けてみればやっぱりみんな見に行くのでしょうか?愛・地球博も開幕前は醒めた空気でしたが、始まったらそれなりに人気が上がりました。僕は今のところ行く予定はありませんが、万博連続参加記録更新の意識はあるので、どうしようかなと思っています。 
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