幹事クリタのコーカイブログ

テニスをはじめあれこれ好き勝手書いています。「幹事クリタのコーカイ日誌」のブログ版です。

同窓会幹事代行業

2024-07-03 23:59:56 | 時事
 今の世の中、いろいろ面倒なことは頼めば誰かが代行してくれます。ちょっと前は代行と言えば飲酒した時に代わりに車を運転してくれる業者のことを言いました。今どきは「家事代行」や「営業代行」、「退職代行」など様々な代行があります。我が家は大きな墓地の近所にあるのですが「墓参り代行」も結構需要があるようです。犬の散歩で墓地を歩いていると、明らかに代行だなとわかる感じで墓参りをしている若い男性を見掛けることがあります。最後にスマホでお墓の写真を撮っているので察しがつきます。

 で、同窓会の幹事代行業も最近は盛んなようで、名簿さえ渡せば会場の手配、案内ハガキの作成印刷発送、出欠の確認、当日の運営や会計など全てやってくれるらしいです。これらのことは今は僕が幹事として仲間と一緒にやっていることです。幹事代行を頼んだ人に聞いた話では、60人程度の同窓会に設定した会費から推計すると参加者1人あたり3000円程度の利益が上乗せされている気がします。全部同窓生が頑張ってやれば7000円くらいでできる同窓会が1万円を超えるわけで、これをどう考えるかは人それぞれでしょう。

 僕自身、自分がやっている同窓会幹事の雑務あれこれを考えると、それくらいの報酬を貰っても当然だと思います。実際には代行業者も会社なわけですから、仮に60人の同窓会で経費を引いて18万円の利益があったとしても、そこから会社の経費や人件費などを払っていけば実際に残る純利益は大した金額ではありません。参加者は高い会費を払って、代行業者もそれほど大儲けしているわけではなく、じゃあ誰がハッピーなんだと言われたら、幹事をしなくても済んだ人です。同窓会の幹事は完全にボランティアですから実に損な役回りです。

 そんなわけで、我々の5年に一度の幹事業務も代行業者に任せようかという話がチラッと出たわけですが、僕としてはさすがに会費が3割高くなるような同窓会にしたくはないし、何より我々幹事団がやる方が同窓会が上手く回るという自信があるので、当面はまだ自分たちで幹事を続けるつもりです。ただ今後どんどん年を重ねてしんどくなってきたら、いつかは「お任せで」と言う可能性は十分あります。もしくは自分から言わなくてもボケじじいになってしまい「もうクリタには任せられない」とクビになっているかも知れません。
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