幹事クリタのコーカイブログ

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浦和サポーターの暴徒化

2023-08-03 23:59:26 | サッカー
 昨日行われたサッカー天皇杯4回戦で、名古屋が3―0で浦和戦に勝利した後、浦和サポーターが暴徒化して、一部のサポーターが名古屋のサポーター席に乱入しました。警備員も入り乱れてのもみ合いになり、収拾がつかなくなった現場に愛知県警まで出動する事態に発展したということです。浦和は今日公式ホームページで謝罪文を掲載。さらにサポーター77人の処分を発表しました。

 浦和の謝罪と処分は当然なのですが、これで終わってしまっては再発防止にならないのではないかと危惧します。と言うのも、浦和はこれまでも繰り返し似たような事件を起こしてきていて、浦和サポーターの素行の悪さは有名だからです。そうなるのもクラブ側がそもそもこうした事件を大した問題だと感じていないのではないかという疑念があるからです。繰り返し同じことが起きるようでは、口だけ謝っておけばいいとクラブもサポーターも軽く考えているとしか思えません。

 サッカーは元来が労働者階級のスポーツとしてイギリスで発展してきた歴史から、昔から選手もサポーターも乱暴で下品なのが当たり前だと考えられてきました。同じイギリス発祥のスポーツであるラグビー、ゴルフ、テニスなどが、上流階級の紳士のスポーツとして何より品位を重んじフェアプレー精神を尊んでいることの裏返しのような競技なのです。 

 ファウルされていないのに派手に転んで痛がってみせたり、ハンドをしても「神の手」だなどと嘘をついて、それが批判されるどころか伝説の好プレーのように語られるのがサッカーです。日本人には「マリーシア」(狡猾さ)が足りないなどと以前は批判されていましたが、そもそも日本人のメンタリティは「正々堂々」ですから、サッカー向きの気質ではないのです。

 そんな日本サッカーもJリーグ発足から30年。W杯出場の常連となり、勝つためにマリーシアも多少は足りてきたのかも知れませんが、フーリガンまで合わせて輸入する必要はないと思います。浦和にはサポーターだけではなく、クラブにも厳罰を与えた方が良いと思います。今回のことで今季の残り試合は無観客試合にするとか、なんならJ2への降格とするとか、それくらい厳しい処罰を与えて、クラブもサポーターもしっかり反省し本気で改善するようにしないと、どうせまたどこかで浦和はやらかすだろうなぁと思います。
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