幹事クリタのコーカイブログ

テニスをはじめあれこれ好き勝手書いています。「幹事クリタのコーカイ日誌」のブログ版です。

70歳でも働きたい?

2024-05-22 23:14:17 | 時事
 以前にも書きましたが、僕が社会人になった頃は定年が55歳でした。ところがそれが60歳まで5年も先延ばしされてショックを受けた記憶があります。さらに年金が受給できる年齢が65歳になってしまったことで、65歳まで希望する社員を会社が雇用する義務が生じました。当初は60歳の定年で辞める人が多かったですが、昨今では大半の人が65歳まで働いています。僕は60歳でリタイヤしたいと思いつつも、やはり年金を貰えるようになるまでは働くかなと思って63歳数か月になった今も働いています。まあそれも完全在宅勤務だからこそで、これが週5日出勤だったらとっくに辞めていたかも知れません。

 当然のことながら65歳を過ぎたら今度こそ悠々自適の「ご隠居」生活に憧れています。僕も含めて世の中の多くのアラカン世代が考えているのは「働きたくはないけど老後資金が心配だから」ということです。とは言え、まだ少々は元気がある60代後半もお金のために働いて時間とエネルギーを奪われるのか、それとも残り少ない元気な時間を目一杯楽しむのかと問われたら、それは一度きりの人生ですから楽しみたいと誰しも考えることでしょう。

 と、思っていたところ、PGF生命保険が59歳時点で働いている人に聞いたアンケート調査では、「65歳以降も働きたいと思う」は80.8%、「70歳以降も働きたいと思う」が42.7%も いたそうです。予想以上にみんな70歳まで働く意欲満々です。そして「60歳を過ぎても働きたいと思う」と答えた1332人に、その理由を複数回答可で聞いたところ、「働かないと生活費が不足するから」(56.1%)が最多で、「健康を維持したいから」(47.5%)、「その歳までは元気に働けると思うから」(43.6%)、「人と関わりを持ちたいから」(35.7%)、「趣味やレジャーのためのお金が必要だから」(34.8%)という回答が上位だったそうです。

  これを「お金のためだけではなく、健康維持や社会との繋がりを求めているから」と読み解くことはもちろんできます。ただ複数回答可で、1位が「生活費不足」であることからして、それ以外の理由は「お金のためだけじゃないという言い訳」とも捉えることもできます。「お金のためだけじゃないという言い訳」とも捉えることもできます。「そりゃ働くのはお金がないからだけど、働かずに家でゴロゴロしていたって不健康だし、やることもないし、会社以外の人間関係もないし、そもそも家で居場所もないし」みたいなのが透けて見えるような回答です。

 以前にも何回も書きましたが、充実した老後に必要なのは「健康」「お金」「友達」「趣味」の4つであり、どれも一朝一夕にできるものではなく、40歳頃から意識して最低20年は時間をかけて作っていく必要があります。僕はそれを先輩から20代後半に聞いて、ずっと「社畜にならないで人生を充実させること」を意識して過ごしてきました。お陰様で何とか65歳でリタイヤしても残り人生を楽しく過ごせそうな最低限の準備は4つとも用意できています。

 もう50代の人には少々遅いかも知れませんが、40代ならまだ間に合いますから、健康的な生活をして、無駄遣いをせず、プライベートで趣味の友達を作っていくことを強くお勧めします。じゃないと、アンケートのように60代どころか70代になっても渋々働く老後が訪れるかも。もちろん自営業などで働き甲斐があって、仕事を楽しんでいるのなら70代でも働くのは良いと思いますが、サラリーマンの老後は難しいです。
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