幹事クリタのコーカイブログ

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最高の日本人野球選手

2024-05-23 23:36:12 | 野球
 アメリカの雑誌『Newsweek』が「日本出身の最高選手TOP10」と銘打って、日本人野球選手を10人独自視点で選出したそうです。それもメジャーでプレイした選手だけかと思いきや、日本のプロ野球だけで選手生活を終えた昭和のレジェンドも入っているということで、ちょっと興味深いランキングになっています。

 10位:長嶋茂雄、9位:松坂大輔、8位:張本勲、7位:松井秀喜、6位:野茂英雄、5位:ダルビッシュ有、4位:野村克也、3位:イチロー、2位:王貞治、1位:大谷翔平だそうです。なるほどと思うところもありますが、やはり過去のレジェンドの現役時代を知らずに、彼らの通算記録だけで選んでいる感もぬぐえません。長嶋、王、野村、張本の現役時代を見てきている僕としては、この順位には到底納得できるものではありません。恐らく60代後半以上の野球好きならわかるでしょう。

 メジャー組は概ね納得できますが、9位に松坂を入れるくらいなら日本のレジェンド投手たちの方が上です。金田正一、稲尾和久、江夏豊あたりを候補に入れてしかるべきです。と言うことで、僕の考えるTOP10は以下のようになります。10位:江夏豊、9位:ダルビッシュ有、8位:野村克也、7位:野茂英雄、6位:落合博満、5位:金田正一、4位:イチロー、3位:長嶋茂雄、2位:王貞治、1位:大谷翔平です。 

 昭和のレジェンド選手の順位付けは個人的にはわかりやすいです。みな昭和30~40年代の近い時期に活躍していたので当時の評価も良く知っています。落合だけは少し時代が下るので、メジャー組の松井やイチローとの比較にもなりそうです。問題はメジャー組とレジェンド組の比較で、時代も環境も違うのですから同じ物差しで測れないのが難しいところです。どうしても印象度の強さになってしまいます。そしてプロなのですから、ファンに対してのインパクトの強さというのはとても大事ですし、数字には表れないチームへの貢献度や勝利へ導く力も評価されてしかるべきです。

 長嶋の現役時代を知っている人と知らない人との間で大きく評価が分かれるのもその部分です。通算記録だけではわからない長嶋のここぞという場面で活躍する圧倒的な勝負強さからくる人気、魅力、カリスマ性は同時代に彼のプレーを見ていてこそ共感できるものです。大谷もこのままいっても通算記録ではレジェンド級には達しない可能性が高いですが、二刀流というインパクトの強さは唯一無二ですから、人気とカリスマ性では圧倒的です。それこそが「最強」ではなく「最高」に相応しい選手の評価だと思います。
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