来月のピアノの発表会に向けて、今日はリハーサルでした。と言っても、当日の会場であるホールでリハをするわけではなく、教室で当日の動きを確認しながら演奏をするのですが、一応出演する生徒さんたちの前で演奏するので、慣れている教室のピアノとは言え、それなりの緊張感はあります。
僕の場合は緊張すると癖で演奏がどんどん前へ前へと走っていってしまいます。108のテンポで弾くことになっていても、110くらいで始まって116くらいまでは上がります。それも尻上がりに速くなってしまうので、連弾の場合はセコンドを弾いてくれている先生がそれに合わせるか抑えるか苦心をしているのがわかります。わかるのですが、緊張しているので自分でテンポを下げようとしてもあまりうまくできません。
今日も最初から少し前に突っ込んでいってしまって、途中でズレているのがわかったので、合わせようとしたのですがなかなかピタリと合わせるのに苦労しました。さすがにリハなので本番よりは落ち着いていたのか、途中からテンポの修正はできましたが、ミスタッチは多発してしまいました。サックスでもボーカルでも発表会は緊張しますが、一番緊張するのはいつもピアノで、しかも緊張して失敗することが一番多いのもピアノです。それだけピアノは難しいです。
本番まで残り2週間。会場のホールは3年連続で同じところなので、少しは慣れてきていますが、多分今日よりはずっと緊張するはずですから、いかに緊張の中で練習に近いレベルの演奏ができるかポイントになります。スポーツなら本番だけなぜか上手くいくこともありますが、ピアノに関してはそういうマグレはないので、練習でできないことは決して本番でもできません。2週間でレベル上げを頑張るのみです。