ここのところテレビのドラマ枠が増えて、やたらとテレビがドラマばかりやっているので、以前のように丁寧にドラマを追いかける気力を失いました。なんでも20年ほど前はNHK民放合わせて1週間に21枠あったドラマが、20年経って今では39枠あるそうです。ほぼ倍です。それに加えてネットフリックスやアマゾンプライムなどの配信ドラマまでありますから、いくらドラマ好きでもとても全て見る時間はないでしょう。
僕は大河ドラマと朝ドラはチェックしますが、途中でつまらなければさっさと離脱します。今は大河は見ていませんが朝ドラは継続中です。それ以外のドラマはキャストと脚本家を参考に選んで、面白そうなら初回を見て、継続するかどうか考えます。今クールは『季節のない街』だけ見ていますが、さすがに話が重くてちょっと胃もたれしています。
ドラマの本数が多いからか、俳優が複数のドラマを掛け持ちしていることも増えてきていて、これも見ていて落ち着きません。俳優だけではなく企画も不足なのか「粗製濫造」という四文字熟語がピッタリくるほど、似たようなドラマが大量生産されています。今クールは記憶喪失ブームらしく、それ自体は大昔からある手ではありましたが、韓国ドラマみたいになるから一時期は減っていたのに、安易にストーリーを作りやすいせいで今また大流行です。
ドラマは放送後の配信で稼げるから、収益力が落ちているテレビ局がたくさん作るようになったらしいのですが、つまらないドラマばかり作っていたら配信でも見ないものは見ないでしょう。とは言え、バラエティもYouTubeをパクったような企画が多くて、それならテレビじゃなくても良いと思ってしまいます。僕の好きなクイズ番組も、すっかり観光案内のようなものばかりになってしまっていて、まともなクイズをやりません。せめて報道番組くらいはしっかり社会のために鋭い突っ込んだ取材を期待しているのに、のっけから大谷の話ばかりです。本当に一体どうなっているんでしょう。