幹事クリタのコーカイブログ

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中日最下位に転落

2024-05-04 23:32:22 | 野球
 中日が30試合目の今日、最下位に転落しました。驚きはありません。2年連続最下位のチームが定位置に戻っただけです。この半月くらいの試合ぶりを見ていれば、いつかここまで落ちるだろうと思っていました。「春の珍事」で首位に立ちましたが、長くは続かないだろうと予想していた通りです。阪神と巨人という自力に勝る両チームが首位争いを繰り広げていて、残り4チームはドングリの背比べをしています。後はせめてこのドングリの中にはいられるように頑張ってもらいたいところです。

 中日が首位に立てたのは、たまたま選手が頑張って投打の歯車が噛み合ったからです。中日の戦力を考えれば投手戦に持ち込んで僅差の勝利を続けるしかありません。打ち合いで勝てるような打力はないのですから、大量失点したら終わりです。今シーズもすでに何度も投手が早々に打ち込まれて大敗した試合がありました。今日の試合など7点を奪われながら引き分けに持ち込めたのはチーム状況を考えれば奇跡に近いです。

 ケチのつき始めは4月18日のヤクルト戦で11失点を喫した試合でした。それまでチーム防御率が1点台だったのに、そこから3試合で33失点と壊滅的な状況になりました。以降はまた何とか投手陣は立ち直ったものの、得点がなかなか失点を上回れなくなってしまい、競り負ける試合が続きました。昨年までと同じ負け方を繰り返し始めたのです。点が取れないから、投手が先制点をやらないように慎重になり際どいコースで勝負して四球を増やしてピンチを招き、負けてしまうというパターンは、これまでも繰り返し見てきました。結局何も変わっていません。

 さらに言えば立浪監督の選手交代の下手さ加減も相変わらずで、特に調子の悪い投手を引っ張る癖が治りません。なぜ打たれそうな気配を感じたら代えないのか、点を取られてから代えても遅いのです。強力な打線があるなら、少々失点しても打って取り返せば良いですが、そういうチームではないのだから早めの投手交代が必須ですし、それだけのリリーフ陣がいるのに出し惜しみばかりしています。代打の起用もちぐはぐですし、試合の流れが読めていないのかなと思います。

 あと相変わらず細かい野球が下手です。守備も走塁も積極性が足りず、単にぼんやりとルーティンをこなしているだけのように感じられます。打てなくても四球や走塁で1点を取りにいく野球ができないのは、首脳陣の指導が足りていない証拠です。なぜ落合監督時代のような野球ができないのか?それは立浪が落合の野球をきちんと学んでいないか、敢えてやらないようにしているかのどちらかでしょう。マスコミへのコメントは相変わらず評論家のようにどこか他人事で采配の反省がない上に、選手の頑張りに期待するだけの根性論です。

 いずれにしても就任以来2年連続最下位の監督が、今年も最下位に転落したのです。このままズルズルと負け続けるようならシーズン途中で休養、解任も当然でしょう。立浪が監督になってから弱くても客が入るので球団は解任したくないはずですが、果たしていつまでそれでファンが我慢ができることやら。このままでは4月上旬のように選手がひたすら頑張るしかありません。監督のためではなく、ファンと自分たちのために、今日の試合のように粘り強く戦っていけば、優勝は無理でも、Aクラスは厳しくても、最下位脱出くらいは狙えるかも知れません。
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