書籍之海 漂流記

看板に掲げているのは「書籍」だけですが、実際は人間の精神の営みすべての海を航海しています。

カントの『永遠平和のために』を日本語版とこのたびふと英語版で読み比べてみたら・・

2018年01月07日 | 社会科学
 カントの『永遠平和のために』を日本語版とこのたびふと英語版で読み比べてみたら、かなりの懸隔を認めた。私にとっては後者のほうが文意を理解しやすい。たとえば「支配の形式」よりもthe form of sovereignty、「統治の方式」よりも(これはまだそれと分かりやすいが)、the form of governmentといったふうであるので。
 ロシア語版や漢語版では、どうなのだろう。