出版社による紹介。
「はしがき」のあと、「緒論」と「第五章 結論」とを読んだ。「という」「思われる」「想像に難くない」と記したあとで、それを足がかりにさらなる記述が続いていく本体は、discourseというよりもnarrativeと謂うにふさわしい。簡単に言えば部分的に実証的であるが、そのあいだを繋ぐ部分はあまり論理的ではない。個別の考証の“物語”による再編という感すらする。
ところで、佐伯先生といえば藤井宏先生だが、同先生が奉職しておられた北海道大学の正史『北大百年史』では「第一次藤井教授事件」「第二次藤井教授事件」という呼び方がある由。
とすると、佐伯先生との事件は「第三次~」と名づくべきものであるのか。それまでに表沙汰になっていない×次があるかもしれないが。
(法律文化社 1987年9月)
「はしがき」のあと、「緒論」と「第五章 結論」とを読んだ。「という」「思われる」「想像に難くない」と記したあとで、それを足がかりにさらなる記述が続いていく本体は、discourseというよりもnarrativeと謂うにふさわしい。簡単に言えば部分的に実証的であるが、そのあいだを繋ぐ部分はあまり論理的ではない。個別の考証の“物語”による再編という感すらする。
ところで、佐伯先生といえば藤井宏先生だが、同先生が奉職しておられた北海道大学の正史『北大百年史』では「第一次藤井教授事件」「第二次藤井教授事件」という呼び方がある由。
とすると、佐伯先生との事件は「第三次~」と名づくべきものであるのか。それまでに表沙汰になっていない×次があるかもしれないが。
(法律文化社 1987年9月)