書籍之海 漂流記

看板に掲げているのは「書籍」だけですが、実際は人間の精神の営みすべての海を航海しています。

「経済学に未来はあるのか」池田信夫blog

2018年08月31日 | 社会科学
  2018年08月25日01:23

 私の学生時代にはもう経済学は終わりだと思われたが、1980年代にはゲーム理論で救われた。90年代以降は行動経済学や実験経済学などが出てきたが、科学としては「収穫逓減」だ。はっきりいって、アカデミックな学問としての経済学の未来は明るくない。
 だが社会人の基礎知識としての経済学の必要性は高まっている。


よくわからない。経験的事実を記述する学問すなわち経験命題の集まりであることにおいて物理学も経済学も同じである。その経験命題が否定されたら経験的事実とこれまで主張していたことからして事実ではなかったということになり、つまりその上に成立する体系たる学問としてそもそも終わりである。そのようななかにも事実の欠片はあるという意味だろうか。