書籍之海 漂流記

看板に掲げているのは「書籍」だけですが、実際は人間の精神の営みすべての海を航海しています。

源了圓 「横井小楠における『公共』の思想とその公共哲学への寄与」

2013年05月30日 | 日本史
 横井の「公共」とは至誠にして無私なることらしい。そしてその至誠なるか無私なるか否かを測る基準は「天」にある。「公共の天理」と。では横井における「天」とは如何なる物だろうか。

(佐々木毅/金泰昌編『公共哲学』3、東京大学出版会 2002年1月所収、同書241-261頁)