書籍之海 漂流記

看板に掲げているのは「書籍」だけですが、実際は人間の精神の営みすべての海を航海しています。

ミーニンとポジャルスキーって誰?赤の広場の銅像建立から200年 ゲオルギー・マナエフ

2018年02月21日 | 西洋史
 『ロシア・ビヨンド』2018年2月20日

 モスクワの「赤の広場」にミーニンとポジャルスキーの銅像が建立されてからちょうど200年になる。モスクワっ子の手にモスクワをとり戻した商人と貴族について振り返ってみよう。

 クジマー・ミーニンとドミトリー・ポジャルスキーの記念碑を建立することが初めて提起されたのは1803年のこと。1808年には、皇帝アレクサンドル1世がこれを支持して、記念碑建立のための寄付を募る勅令を出した。1812年にナポレオンのロシア遠征が起きたが、これは、プロジェクトの背後にあった愛国的感情をさらに強めただけだった。

 彼らは誰だったかも興味深いが、彼らはなぜ有名なのかなぜロシア史上の偉人として持ち上げられるのか、そして何時また如何にして彼らの銅像が建ったのかも、非常に興味深い問題だ。