ルネサンスの特徴を論じるもう一つのよくあるやり方は、理性の面から特徴づけるものである。人文主義者が称賛した人間の理性、遠近法の発見によって可能となった空間の合理的な秩序づけ、もしくはブルクハルトが一五世紀のヴェネツィア共和国によって集められた統計から例証して『計算する精神』と呼んだものがそれである。 (「第5章 結論」同書94-95頁)
遠近法自体はルネサンス以前から存在するが、中世では閑却され、この時代になって科学や芸術において復活した。まさに理性=ratioということか。
(岩波書店 2005年11月)
遠近法自体はルネサンス以前から存在するが、中世では閑却され、この時代になって科学や芸術において復活した。まさに理性=ratioということか。
(岩波書店 2005年11月)