ツナさんの小部屋

団塊世代のおじさんの趣味や生活の一部を紹介します。同じ趣味を持つ人たちと交流できればうれしいと思います。

新しい相棒

2012年02月13日 21時26分14秒 | アマチュア無線
 我が輩、高校1年の時、電話級アマチュア無線技士という資格を取って、アマチュア無線の世界に足を踏み入れてから、ずっと頭に描いてきた理想のアマチュア無線家の姿があります。

 それは、自宅とは別に専用の無線室をしつらえ、いいロケーションの場所にタワーを建てて、短波帯の周波数のビームアンテナを取り付けて、世界中のアマチュア無線局と交信することです。

 そして、世界中のビッグガンと呼ばれる大出力のアマチュア無線局に負けないような設備を整えて、彼らと互角渡り合う、これが夢でした。

 基本的に楽観主義者の我が輩、願えば叶うといつも思っていましたが、本当に願いが叶いました。

 団地住まいの時は、それはもうストレスのたまる運用を余儀なくされていましたが、ふるさとへ帰ってきて色んな人の縁、様々な人の御支援・御協力のおかげで、今や津山市内でももっともいいロケーションに無線室とアンテナを設置することが出来ました。

 後、欲しいのはパワーだけだなあと思っていたところ、日頃から仲良くしていただいているアマチュア無線家の方が、しばらくは使わないから使ってもらっていいですよと、このリニアアンプを持ってきてくれました。

 これは、アイコムと言うメーカーのもので単相200Vで動かすと短波帯と50MHzの周波数で、最大1KWの出力を得ることが出来ます。

 現在は100Wの運用ですので、実に10倍の出力を出すことが出来るわけです。

 勿論、これを使って運用するには、まだまだいくつものハードルがあります。

 発射できるすべての周波数について、1KWの出力に耐えうるアンテナはそろってなくて、まず、これをクリアしなければなりません。また、現在は100Vしか来ていない商用電源を200Vにする必要があります。

 そして、御近所のテレビや電話などに我が輩の電波が障害を与えないようにしなければなりません。(これについては、周りには住宅がなくそれほど気を遣わなくても大丈夫そうですが・・・。)

 さらに、今までは書類上の申請だけで許可されていましたが、これだけの大出力になると、中国総合通信局の係官の方に実地に検査をしていただき、合格のお墨付きを頂かなければなりません。

 これらのハードルをクリアできるのは、早くともこの春以降になるとは思いますが、せっかくの好意ですから、是非、これらの問題をクリアして、1KWの出力でアマチュア無線を楽しみたいものです。

 Uさん、有り難うございました。大切に、また有意義に使わせていただきます。

 なお今後、この1KW局申請に関する記事を段階毎にアップする予定ですので、是非、ご覧下さい。